一昨日は桜木町駅前から乗るバスを間違えた。
まさか三渓園への急行バスがあるとは思いもせずに飛び乗ってから気が付いた。
用事は終わっていたから時間はあったけど、せっかく行くなら夕方ではなくて午前中だろ。
でもまぁ三渓園。
って、三渓園への急行バスってすごいな。路線バスなら数分歩くのに正門の近くまで行くんだ。ただし土日祝日限定で一時間に1本しかないけど。
三渓園は、明治の横浜の実業家・原富太郎によってつくられた17.5万㎡の日本式庭園で明治39年に公開された。
原富太郎は、いわゆるハマの三養子と呼ばれたひとりで、女学校の先生から横浜の豪商・原家に婿養子に入った後に実業家としての才覚をあらわし稼業を発展させた。
一方では三渓という号を持つ数寄者であり美術品コレクターであった。
氏は書画骨董等ばかりでなく古建造物も蒐集し三渓園に移築した。
昭和28年に原家から財団法人三渓園保勝会へ移され、昭和33年より財団によって一般公開されている。
様々な古建築と四季折々の眺めが散策に撮影に人気があり茶道関係者の集まりも多い。
入園料は一般大人で700円。
予定外だったから梅だけを見物することにした。
三渓園には臥竜梅という名木があると聞いたことがあったけど私はまだ見たことがなかった。
臥竜梅ってどの梅なんだろ?と梅を眺めながら歩く。
お!これが臥竜梅。
一本だけかと思っていたけど、何本もあったんだ。
勘違いしていたけど、臥竜梅っていう種類の梅があるわけではなくて、人の手で地を這うような枝ぶりに仕立てていくんだ。
竜が地に伏しているようだから臥竜梅。
まさに竜が臥す。
梅の枝ぶりを撮るなんて難しいことできなから花を写すけど、やっぱり梅は枝ぶりを見るものなんだな。
見事だ。
古民家から薪を焚べる匂いと煙が漂ってくる。
そういえば、三渓園はいまでいうテーマパークと聞いたことがあった。
仕事があればあちこちから人が集まる。
かといって仕事に追われるばかりでは煮詰まってやがて色んな意味での効率が落ちる。
三渓園でリフレッシュ。
当時から園内のあちこち茶屋があったそうな。