日曜日のホコ天なれど強烈な陽射しを避けて皆さん日陰を選んで歩く銀座。
資生堂ギャラリーへ。
「第八次椿会 このあたらしい世界」。
会期は8月27日~12月18日。
同時代のアーティストたちと不確かの中の豊かさを考える場として始まったツバキカイ∞。
メンバーは、杉戸洋・中村竜治・Nerhol(田中義久+飯田竜太)・ミヤギフトシ・宮永愛子・目[me](目)。
ツバキカイ∞は二年目をむかえた。
今回の展覧会は、今アーティストが見ている景色を様々な角度から皆で目撃する試み。
誰の作品はこれときっちり区別しているのではなくメンバーの感性のシンフォニー。
白い綱に導かれるようにギャラリーの階段を下りていく。
中村竜治+杉戸洋。
目の外灯が灯る下にはNerholのプラスチックチェア。
白い綱は境界のような規制のようなにみえるけど跨いで自由に行き来できる。
NerholのTrifolium repens。
目[mé]がよく行く河川敷。いつも夜に行っているというわけではない。全盲の写真家・白鳥健二と河川敷の対峙。
ミヤギフトシの刺繍は布と糸と煙草の灰。
無音のWriting a Letterが流れる。
宮永愛子のトランク。あるいは旅支度。
アーティストたちとの疫病下での景色の共有。
世の中にとってのpost-pandemicあるいはnew normal。
自分にとってのpost-pandemicあるいはnew normal。
階上からはパーラーの順番待ちをしてるお客さんを呼ぶ声が頻繁に聞こえてくる。活気が戻ってきてる。
再び白い綱に導かれて外へ。
今日の月は上弦。