今朝はぐっと冷え込んだ長野盆地。
長野の家の掃除をしながら二階からふと庭をみたら、ヤマボウシが咲き始めていた。
次の時はもう終わっているんだろうな。
今日は長野から家へ。
長野駅を出た時は曇りだったけど、いつの間にか新幹線の車窓の向こうは雨。
長野も寒かったけど丸の内も寒い。
冷たい雨が降りしきり強めの風が吹く。
雨風は夜になってもおさまらない。
今日は八十八夜。
八十八夜の別れ霜。
明日からは農作業に適した空模様となるのかな。
でもこんな風に昨日と今日の激変を体感すると、九十九夜の泣き霜という言葉を思い出す。
例えばリンゴは、芽が膨らみ発芽して葉が開くころになると寒さへの抵抗力が低下する。霜によって雌しべが凍死してしまえば受粉できないから実はならない。
雌しべが受粉できても葉っぱが萎びてしまえば栄養が作れないから実は小さくなる。
去年飯綱町のさんちゃんで、サビがサビがとの嘆きを何度も聞いた。
実に霜がおりればリンゴの表面にざわざわしたような模様ができてしまうのだ。味は
良いのだけど、見てくれが悪くなって商品価値が落ちるのだ。
九十九夜の泣き霜という言葉があるのだから昔から霜害はあったのだろう。
けど、今年のキャベツの高騰を目の当たりになんかすると、気候が今現在の農産物の生産には合わなくなってきてるのかもしれないとも思う。
最近地震も多いし漠然とした不安がどこかにあるといえばある。
そういえば、諏訪湖の過去1万6000年間の水位変動を解明したという報道があった。
過去を知ることで現在を生き抜き未来へとつなげていければ、希望になる。
ま。
皐月の始まり。