天気が崩れるからではなく、明日は不要不急の外出自粛要請が出そうな猛暑予報につき本日のうちに東京都現代美術館へ。
「デイヴィッド・ホックニー展」。
会期は7月15日~11月5日。
現代で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニーは、1937年にイングランド北部のブラッドフォードに生まれ、1964年にアメリカはロサンゼルスに移住し、アメリカ西海岸の陽光あふれる情景を描いた絵画で一躍脚光を浴びた。
86歳になった今もフランスのノルマンディーを拠点に、絵画・ドローイング・版画・写真・舞台芸術など多彩なジャンルで活動を続ける。今回は日本では28年ぶりの大規模個展となる。
3階展示室の撮影は禁止。
初期の頃のホックニーの描く絵は色調こそ穏やかだけどパンチが効いていた。
それがやがていわば一般受けしそうな画風へと変化していく。
けど、どこか初期の頃のニヒルさがそこかしこに散りばめられているものなのだな。
1階展示室は撮影可なのだけど・・・
携帯電話・スマホ・タブレットでの撮影のみ可で、カメラの使用は禁止。
なんでだろ?
2006年からヨークシャーの春の風景画に取り組んだホックニーは、今までのやり方では晩冬から初夏にかけて刻々と移ろう自然を表しきれないと感じ、2010年よりiPadでの制作を試みたのだった。
AIが近未来映画の世界ではなく現実になりつつある。
正直生成AIに脅威を覚える。
でも自分の母と同じ年のホックニーが新しい技術を巧みに取り込んで挑んでいく姿に、ビビッているだけじゃ仕方ないわなと思ったが不思議。