KITTE丸の内にあるJPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク。
ただいま「特別展示・東京エフェメラ」開催中。
会期は4月29日~9月3日まで。
エフェメラとは一時的印刷物。
各種地図や都市計画書や行政報告書やデザインマニュアルや各種報道や宣伝広告やポスターやチラシやパンプレットや観光ガイドやらのこと。
この展示は東京のエフェメラに焦点をあてる。
エフェメラはペーパーレスへと確実にむかっている現実の中で、もはや貴重な視覚財産とすらなりつつあるのだ。
ついこの間まで尖っていたものが、セピア色。
ま。
そして今現在を懐旧の時代とする。
ー都市の伝統的要素が薄まり、それに伴い観光資源としての価値が下がるなか、東京のアイデンティティを歴史的遺産に求める動きが生まれている。
それは東京の街並みに江戸の名残りを見出す動きである。
エフェメラ類の終焉を告げるものなのか、そのリバイバルの前兆であるのか、現時点では断言できない。ー
その通りだわ。
私はこの博物館のホネの中でぼんやりしてるのが好きだ。
私と同じ生き物を実感する。
イプシロンの実験が爆発したようだ。
もう日本の製造業はオワコン。イタリアやギリシアみたいにかろうじて観光だけの貧しい国になっていくという現役エンジニアすらいる。
悲痛な声があちこちから聞こえてるのに、ロケットだけなんとかなるもんでもないだろう…
…
もの静かで知的で芸術を愛する日本人が、独自の文化を忘れないように
この博物館にいると、アインシュタインの言葉を思い出すのだった。