今日は最寄りの図書館へ本を借りに行った。
ついでといってはなんだけど、図書館の近くの横浜市民ギャラリーあざみ野へ。
あざみ野コンテンポラリーvol.12「對木裕里 ばらばらの速度」。
会期は10月9日~10月31日。
「あざみ野コンテンポラリー」は、美術という枠や社会的評価にとらわれずに様々なアーティストによる表現活動に目を向けたシリーズ展。今回で12回目をむかえる。
對木は彫刻を表現手段とするアーティスト。
新型コロナウイルス感染症対策として入場前にスマホで登録。
しようとしたら、前の親子連れのお母さんが子供に「写真はここだけよ。中は撮れないからここで撮りましょう。」と言っていた。
え???
実は私はこの展覧会に10月10日に来ているのだ。
ブログにアップしようと思っていたのだけど、急遽長野へ行くことになってアップはまた後日と思っていた。でももう二週間くらいたってしまっているから、入替えあるかもしれないしもう一度見ておこうと本日だったのだ。
10月10日は撮影禁止のキャプションがある作品以外は写真が撮れた。
それがなんで突然に禁止になったんだろ?
どうやら、写真を撮ることばかりに熱中していてコケた客がいたようだ。彫刻作品だから床にベタ置きもあった。もしかしたら作品にも影響あったかもしれない。
ったく・・・
作品を撮っていたのか?
もしかして作品を背景に自分を撮っていたのか?
傍若無人に振る舞う方々のおかげさまで、どこもかしこもこうやって撮影禁止となっていくのだ。
ま。
對木は、日常見た景色や本で読んだことや誰かの話から不意に波打つ感情を考察。
自分の身体は、ばらばらの器官がばらばらの速度で動いているただの場所だったとし、ほどけた身体は空間をごろごろと転がって脳みそと言葉が散らばるとする。
これらの作品群はそれらを拾い集めて身体を取り戻す試み。
とか書きながら、自分で感じたことを文字にするって至難の業だ。
文字だけで端的に的確に作品説明なんてできる人いるんかな。
だから評論家という商売が成り立つのか。
今回も面白い展覧会だった。
ま。
コケた人を恨むより己のボキャを増やす努力せねばね。
画像フォルダをみたら、今日は冬のような一日だったけど、10月10日は半袖だったんだな。