「京急蒲タコハイ駅」の看板が撤去となったらしい。
広告でアルコール依存症になるか?
広告規制をしたところで生産輸入販売を全面禁止にでもしないかぎり、いつの間にか飲み始め吸い始めるだろう。
つまんない世の中になってくばっか・・・と朝飯のオレンジを解体する。
いつの間にか面白いじゃんと思う基準が違ってしまったのかもしれない。
の、かもしれないけど、息苦しい。
どんなのが公共の場とやらに相応しいとかいう感覚って、十人十色。
だいぶ前だけど、12月の区役所に連日行く用事があったことがあった。
あれ?なんか昨日と違う雰囲気だ??
クレームが来たそうだ。
ちっちゃなクリスマスツリーをカウンターに置いてたら、役所に宗教色を持ち込むのは違法だとの抗議で撤去したらしい。
職員さんたちは窓口を訪れる区民になごんでもらう歳時記のつもりで飾っていただけなのに、皆で凹んでしまっていたのであった。
あれからもう30年近くたつのではないだろうか。
世の中はこれでもかこれでもかとどんどん均一無機質になっていく。
そのくせ多様化だの寛容だのとのたまう。
そして本能の発露はアンダーグラウンドへと潜っていくのである。
あんたは自分も近しい周囲も酒も煙草もギャンブルもやらないから依存症の恐ろしさを知らないから能天気でいられる。
と、言われるだろうな。
その通りだけど。
いつだったか、届け物があって口開け直前の飲み屋さんに入ったことがあった。
酒を飲まなくなって煙草を吸わなくなってだいぶたっていたけど、あの口開けのあの雰囲気を思い出して、ああいいなぁとしみじみと思った。
仕事終わった後のコップ一杯の冷たいビールと煙草1本の至福。
家で飲んでも外で飲んでも酔っ払えばおんなじ気もするけど、違うんだな。
ま。
ものすごく降るような予報だったけど、そうでもないのかな。