今日は朝から冷たい雨が降りしきる真冬のような寒さだった。
国立新美術館へ。
「ダミアン・ハースト桜」。
会期は3月2日~5月23日。
ダミアン・ハーストは、イギリスを代表する現代作家。
絵画・彫刻・インスタレーションなど多岐にわたる手法で科学、宗教芸術など様々なテーマを追求してきた。
今は「桜」。
会場の壁面に桜咲く。
同時にいくつかの展覧会が開かれているけど、ダミアン・ハースト会場は大半が若い人たちだった。というか、もしかして私が最年長入場者だったかもしれないくらいに若い人ばかりだった。
皆さん楽しそうに見て歩きながら作品の前でポーズを決めて記念撮影したりなんかしていた。
なんか既視感がある気がしたら、お花見だ。
生命力あふれる若い人たちと鮮やかに咲きほこる桜は良く似合う。
けど桜の盛りは実に実に短い。358日若葉紅葉落葉を繰り返しながら老いてやがては倒れる。
ー〈桜〉のシリーズは美と生と死についての作品なんだー
ダミアン・ハーストは言う。
ん。
今日は彼岸の入り。
満月の彼岸の入りだけど月は見えない。冷たい雨が降り止まない。