今年はよりいっそう酷いけど、毎真夏は朝に窓を開け放している間に夕飯の段取りまでする。
ウサギ小屋ゆえにエアコンを入れた状態で炒めたり焼いたりしたくないのだ。
今朝は豚そぼろ。
私は生姜をたっぷりと入れる。
調味料の比率は、日本酒と砂糖とみりん1に対して醤油2。
全部混ぜ合わせてから鍋を火にかけて、菜箸6本ほどでかき混ぜながら加熱していく。
使っているおろし金はチビだけど実に切れ味がよい。
木屋さんの本目立純銅おろし金#8。
メインのおろし金はうぶけやさんのを使っている。
生姜やら山葵やらをおろす時は裏側を使っていたのだけど、大根おろすより薬味ばかりおろしてることが続いて、あれだ、薬味おろしを買ってくるか・・・
歯切れが悪かったのは、薬味おろしというかミニおろし金というかは、形状はそそられるけど、実用には使い勝手が悪いものばかりに当たっていた。
日本橋に行ったついでに木屋さんに寄ってみたら、お!とは思ったけど、値段は私にとってみたらキャイ~ンだった。しかしこういう道具は見事なまでに値段に比例するのだ。
使ってみれば、安い買い物だった。
AI搭載の工作機器が大半を占める時代はすぐそこまで来ているのかもしれないけど、こういう職人技は、やっぱり人間でないと無理だろう。
もっとも、今後の気候変動次第では、農産物も変わってくるだろうし、必然的に食もかわってくるだろう。
博物館でしかみることのできない道具になっちゃうやもしれぬ。
でもそんなことになったらイヤだな。。。