今日は家へ。
今日は家に帰る前に、育苗箱の処分。
育苗箱は産廃だから、普通のゴミとしては出せないのだ。
専門業者にお願いしようと思ったら、その専門業者の営業くんが、ウチでは高くなります!と農協に聞いて見るようにアドバイスくれたのだ。
農協に連絡してみたら、年に2回。ちょうど今日明日だったので、先週申し込んでおいたのだった。
一昨年まで出荷用の米を運び込んでいた場所に育苗箱を捨てにいく。
米作るのやめちゃうのかね?と見知らぬおじさまから聞かれた。
先行きはわからないけど、出荷する余分な米を作らないことだけは間違いない。
もしかして自家用のは作るかもしれないから色々と残してあるものもあるけど、最小単位の家族で縮んだ胃袋でたくさんはいらない。ちっちゃな田んぼ一枚で十分に一年食べられる。
苗は育苗箱で育てるより買うことになるだろう。
それにしても、自分では世の中のことをよく知ってるつもりだったけど、父と母の溜め込んだゴミ処理をしていると、そうなってるのかとオーバーに言えば深淵を覗きこんだような気分になる。
軽トラ業界にも驚いた。
農業は産業で農業用資材は産廃と知った時も驚いた。
更には、農業機械業界にも驚いた。
母が自分で選んで買ったのに使い勝手が悪いと新しいの買って数回しか使ってない古いマメトラがあった。
処分してもらおうと農協に電話したけど、折返しがいっこうにかかってこない。
そうこうしているうちに欲しいという人がいて差し上げた。
今回の育苗箱の処理費は農協の口座からの引き落とし以外にできないから口座が生きてるか確認してもらった。
ところ、いきなり折返しシカトしていた部署から電話があった。
つながってるのか?
あそこんちから機械が出るぞ!ということだったのか?
あのマメトラは?と聞かれて、いっこうにご連絡いただけないうちに差し上げましたと言ったら、あげちゃったのか!ウチだったら買い取ったのに!と惜しがってる。
そのマメトラをお気に召さなかったのは母だけで、世の中ではかなりのニーズがあるマメトラだったそうな。
買い取って整備すれば利益が出るような値段で売れるということだったのね。
おまけにそのおじさま、どこんちにどんな農業機械があるかまるで自分ちの物置のように把握してるんだな。
ま。
長野の家では、主に見捨てられてもアジサイが色付きはじめていた。
この花はなんという名前なんだろ?
父はいかなるものでも手放さないことが勝ちだと信じ込んだまま逝った。
母はそこまでではないけど、捨てられないまま自ら望んで施設に籠城状態。
二人とも幸せと言えば言えるか。ま。
多肉植物とサボテンと胡蝶蘭にたっぷりと水やりをして新幹線。
そろそろ東京駅だ。