桜へ寄り道をした帰り道。
いつもなら母の昼飯は用意してきてるし私はどこかでふらりとひとり昼飯となるのだけど。。
非常事態宣言下の営業自粛に外出自粛。
どこの市町村も飲食店は臨時休業かテイクアウトのみの所が増えてきている。道の駅の大半はトイレ以外は全部臨時休業している。
サンクゼールさんはどうしてるんだろ?
欲しい食材もあったから行ってみた。
営業してる。
レストランのカウンターに近づいたらふり返った先客のおじさまは常連さんのようだ。
今はテイクアウトだけ。でも外で食べてそこのゴミはそこのゴミ箱に入れとけばいいんさ!と教えてくださった。
店員さんもうなずく。
出来上がるまでおじさまと雑談。
どこから?と聞かれて最近はすっかりと用心するようになっている。ばい菌扱いされ続けるとその街が嫌いになっていくから悲しいのだ。
そしたらおじさまも都内からだった。別荘があって滞在していたら非常事態宣言になって帰宅タイミングがつかめないとおっしゃる。
俺たちのようなのをなんてい言うか知ってるか?コロナ難民って言うんだよ!
思わずふきだした。コロナ難民ねぇ。なんだろ「俺たち」という言葉がなぜだか嬉しかった。
テイクアウト。
熱々のキッシュにソーセージにパンに紅茶。
美味い(^^)/
コロナによるテイクアウトと思うとなんだけど、元々中ではなくて外の席をあえて選ぶお客さんも多かったし眺めは当たり前だけどいつもと同じ。
サンクゼールワイナリー本店さんはウエディングにも人気がある。
五月の連休から初夏にかけては本来なら結婚式の予約もいっぱいなのだけど、今はキャンセルも多く見通しが立たない状況にあるようだ。
店員さんは今は耐えるしかありませんとおっしゃる。その毅然とした表情を見ていたらなんか希望を感じた。
どんな状況でも明日への営みを放棄してはいけない。