例年だとあちこちの和菓子屋さんの花びら餅を楽しみにしているのだけど、今年は大晦日の長野凮月堂さんの花びら餅から止まってしまった気がする。
今日はとらやさんへ。
その前になんとなく豊川稲荷東京別院さまへ寄った。
祈るでもなしにお狐さまの間を彷徨うように歩く。
さて花びら餅。
駐車場のとこの木瓜がいい感じになりましたと1階の店員さん。
ほんとだ。
今宵の食後はさっそくに。
お茶は抹茶にした。
ほうじ茶でしめくくる。
花びら餅は菱葩を原型とするという。
菱葩は、円い餅に小豆色の菱形の餅を重ね、中央に甘く煮た牛蒡と白味噌を置いて二つに折ったもの。
とらやさんには元禄3年(1690年)に菱葩を御所に納めた記録が残っているという。
色々と謂れはあるようだけど、餅は望月(満月)の「望」に通じるという。
今日の月はちょいと膨らんできた三日月。
お茶碗の龍を眺める。
ねえ。
とらやさんの今年の干支凧の説明に書いてあったよ。
龍は古来水を司り、人々の暮らしを火事や干ばつから守る神として信仰されてきましたって。
江戸角凧の鵡幹(土岐幹男)先生は、昨今の異常気象からも守ってもらえるようにとの願いを込めて描いたんだって。
どうなんだろ。
明日は小正月。