本日は大暑なれど、陽射しは強烈なれど、湿度がぐっと下がって木陰は爽やかな涼風が吹き抜ける。
今日は葉書をいただいていた伊勢山皇大神宮さまのお白石持ち行事へ。
横浜総鎮守・伊勢山皇大神宮の歴史は新しい。
創建は明治3年(1870年)。
当時の県知事・井関盛艮は急速に西洋化近代化が進む横浜の状況を危惧し、日本人としての精神的拠り所となる神社をつくることを決意し、戸部にあった伊勢の神宮より勧請されたと伝わる古社を再興し現在の地に遷座した。
井関知事は更に神奈川県宗社と定めるようにと国に建白し、創建1年で全国の伝統ある大社と並ぶ官製国弊社等外別格の社格となった。
実に横浜らしい神社なのだ。
ちなみに横浜最古といわれる神社は鶴見区の鶴見神社さま。
伊勢山皇大神宮は新しい神社だけど、なんというか、原型に近い。
本殿は簡素で狛犬等はおらずに、境内には大神神社さまの御分祀が鎮座される。
横には杵築宮さまがおられる。横浜大空襲で焼け出された野毛の子之大神もご一緒だ。
不敬ながらいつも面白いと思う。
杵築宮は出雲大社さまなのだ。
天照大御神と大国主命と大物主大神と。
ま。
明治に建てられた本殿は関東大震災で焼失し仮殿が建てられた。本殿再建後に仮殿を移築したのが杵築宮の建物。しかしおよそ100年を経て老朽化が進み、建て替えとなり、様々な行事を経て8月10日に正遷座祭となる。
今回7月21日~25日の「お白石持ち行事」は、真新しい神殿の御垣根にお白石を奉献する。
いくつ奉献してもいいのだけど、落としてはならないから私は5個ほどご奉仕。
特に信心なんぞないんだけど、県立図書館へのショートカットコースに使わさせていただいているうちにいつの間にかこうなってるが不思議。
県立図書館で本を借りて桜木町駅へ戻る。
月だ。
なんか久しぶりに見た気がする。
これからは少しは凌ぎやすくなるかな。
大暑の日が暮れる。
月が段々としっかりと見えてきた。
ryuさまへ。
今日のランドマークからの眺めです。
来週末になってしまいますが、県立図書館へ本を返しに行くので紅葉坂のそのあたりの写真撮ってみます。下宿屋さんまだあるかな?