おてんき

陽だまりに、金色の。
誰の手かな？


金時「俺のん」


金時「…眠い」


そしてやはり上段には。
つくし「私もいるのよ」


しばらくして、西側の部屋に移動したつくし。
つくし「ここも気持ちいいの」


毛並みがキラキラして、きれいだね。
つくし「そう？」

ちょっと般若顔だけどね。

おてんきの日は、窓際に猫たち。
日なたの猫は、ふかふかと満ち足りて、美しい。

昨日は曇ってたのもあるけど、PM2.5が気になって窓を開けられなかった。
当たり前に窓を開ける。風を通す。
この幸せさえ失うかもしれないのが、信じられなくて、とても怖い。

夜のおと

金時「なんか聞こえる」


金時「あ、誰や」

近所のおっさんが自転車で帰ってきたね。

金時「ざわざわしてる」

電車と車の音かな。

金時「鳴いとるやついるで」

泣いとる、ね。
隣のマンションの、赤ちゃんだね。

金時さん。
金時「なんや」
写真撮るので、目線ください。


金時「こうか」

キリリ。
うん、さすがですな。

金時「ふああ…」


金時「飽きた」


夜の音に耳をすますのもモデルも、眠くてめんどくさくなったようです。