きらくなたてものや

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瓦到着

2012年10月03日 | 町田か邸
町田か邸にて。

朝現場に着くと、
群馬藤岡の五十嵐さんと遭遇。

そう、達磨窯で焼いた燻し瓦
現場に運び込まれていました。

そして早速
屋根屋の金子さんが
屋根に運び上げ、
瓦を葺く準備を整えています。

瓦を揚げる前に
まず縦方向に
厚さ7㎜の流れ桟を打ち、

次に横方向に
厚さ18㎜の瓦桟を打ち、

それが瓦を葺く下地となり、
その瓦残に
揚げた瓦の束を
引っ掛けていました。

だいぶ前にも
書かさせていただいたのですが、

この格子状に並んだ瓦の下地を見ると、

水気に晒される可能性のある瓦桟等は、
外国の木を使うと腐りやすいけど、
国産のスギは、そうそう腐らないね、

と、当時の屋根屋さんが屋根の上で
つぶやいていたのを思い出します。

ついでに申せば、
屋根が傷むのは、
たいていは下地から。

今の屋根は通気することを
考えていないので、

長年の間蒸れて、
下地のコンパネ等が傷んでいく、
という話も、
屋根の仕事をする人たちから
よく聞かされます。

見えないところの材の選定、
また「こもらない」下地をどう作るかが
いかに大事か、ということですね。

ということで、
あと一週間もすれば、
五十嵐さんの焼いた
美しい燻し銀の波を
楽しむことができる予定です。











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