一条きらら 近況

【 近況&身辺雑記 】

変態か正常か

2000年12月15日 | 女のホンネ
 初めてタンポンを使ってみようとした時は、とてもワクワクしたのを覚えている。
 何と言っても、生理ナプキンのうっとうしさから解放されるのだ。他人と会う時、匂いが気になるから頻繁にナプキンを取り替えたくなるし、かといって、トイレ通いはカッコ悪くて、そう行けないし……。
 けれど、タンポンなら、うっとうしさも匂いも、かなり消えるに違いないと思った。
 薬局で初めてタンポンを買って来て、ワクワクしながら、生理ではない時に試してみた。
 ところが──。予想外に、挿入しにくいことに驚かされた。まず、入れようとすると、痛いのである。しかも、入れるのに、時間がかかる。タンポンより大きなサイズの、男性の指だってアレだって、すうっと挿入できるのに、こんな小さなタンポンが、なぜ入りにくいのか、本当に不思議だった。
 そのうち、ようやく気づいた。
(男性の指やアレが入る時は、ラブジュースが出てるから、痛くないし、気持ちいいのよね)
 そのための潤滑液だったと初めて、でもないけれど、あらためて知ったのである。
 それで、タンポンは、あまり使わなくなった。 
 けれど、デートの日に生理になってしまうことがある。生理だからといってセックスできないなんて残酷である。
 そこで、痛いのを我慢して、入浴後にトイレで時間をかけて必死でタンポンを入れる。
 彼と抱き合って、前戯が始まり……。
 ディープ・キスを繰り返しながら、彼の手が、下着の上から秘部へ伸びて……。
 その時の感触で、ナプキンなら生理と気づかれてしまうが、タンポンだと、わからないのである。
 やがて、口を使う愛撫の姿勢になった彼が、
「ん? なんだ、これ」
 と、タンポンの糸を、指先で、つまみ……。
 そこで、男性にとって興醒めになるはずが、
「こんな物、挿入してたのか」
 なんて、昂奮して慌しく結合したがる彼は、変態なのか、正常なのか、わからないけれど──。
この記事についてブログを書く
« 朝からしたい?! | トップ | めめしい男性 »

女のホンネ」カテゴリの最新記事