一日の終わり

　イラク人質事件の報道番組に振り回されてしまった。同じ映像を何度見ても不思議な事件。
　会った人とも、電話やメールのやり取りをした人とも、必ずそのことが話題になった。
　政府の発言には、憤りを覚えた。危険を覚悟で、強い信念のもとに活動していた３人には敬意を表したくなるし、家族の感情的な発言は無理もないと思う。
　そんな私の意見と、電話やメールや会って話題にした友人知人は反対意見。やはり自己責任、と突き放すのは男性ばかり。男性と女性の考え方の違いかしらと興味深かった。
　その報道が一段落したら、プリンタが機能しなくなり、原因はパソコンなのかプリンタなのかと、ガイドブック、ドライバの確認、ヘルプページ、サポート電話と、２日間も振り回されてしまった。
　１日３０時間欲しいと、つくづく思う。予定がこなせないうちに１日が終わってしまい、意志薄弱を反省、後悔と自己嫌悪に似た気分に包まれたり。
　翌朝になると、意欲と気力が満ちていて、今日こそ、あれもこれもしようと充実した１日になりそうなのに、やはり予定どおりにいかないうちに深夜になってしまう、その繰り返し。
　もうすぐ連休。といっても自由業には関係ないし、連休明けの締切で、世間の大半の人たちが遊んでいる時に仕事するのは好きなのだけれど──。