先月初旬、『エル・フラメンコ』へ行った。毎年、誕生日祝いに食事を奢ってくれる心やさしい(?!)友人がいて、今年はその店を『エル・フラメンコ』に決めたのが、1か月以上前のこと。フラメンコを観るのが大好きな私は、
(どうか、その日まで事故にも遭わず、急病にもならず、大地震が起こりませんように!)
1か月余りの間、そう祈りながら、浮き浮きワクワク気分で過ごした。
フラメンコのルーツはロマ(ジプシー)。自由で開放的で華麗で情熱的な、踊りと歌とギター演奏が楽しめる魅力的な芸術ジャンル。
毎日、待ち遠しくて、カレンダーを見たり、フラメンコ関連の動画サイトを探したり。けれど、パソコンで楽しめるような動画は見つからなかったのが残念だった。
『エル・フラメンコ』は新宿の伊勢丹会館6Fにある。伊勢丹会館1F『珈琲舎バン』で午後6時に待ち合わせ、少しお喋りしてから6Fへ。店内に入ると、もうワクワクさせられるような心地。
従業員に案内されたのは、右端の曲線L字型ソファの席で、数人座れるのに2人だから、ゆったりできた。
冷えたビール、ワイン、ウィスキー、コースのスペイン料理を味わいながら、主にフラメンコに関するお喋りを楽しんだ。
初めて『エル・フラメンコ』へ来た、25年前の時の感想。
昨年、テレビで、アメリカ映画の『ジプシー・キャラバン』を観て感動したのを思い出したこと。
以前、スペインへ旅行した時、ディナー・ショーでの華麗なフラメンコの踊りと歌とギターが、今でも忘れられないほど素晴らしかったこと。
フラメンコのソロ・ダンス、デュエット・ダンス、数人で、または多人数の男性と女性のダンサーによる踊りの、どれも素晴らしかったが、特に男性ダンサーと女性ダンサーによるデュエット・ダンスが言葉で言い尽くせないほど素晴らしくて最高だった。
独特の歌とギターの伴奏もたまらなかったし、デュエット・ダンスのフラメンコの華麗な踊りは、情熱的な恋のドラマが感じられて、その世界に引き込まれ、魅せられ、酔わされるほどの甘美な心地になった。男と女の、恋のときめき、悶え、せつなさ、ひとつに結ばれた歓喜、とめどなく噴き上がる情熱、2人の運命、欲望、宿命、祈り、燃えさかる心と肉体の狂おしさ──。
それらが表現されたフラメンコの踊りに、心身が熱くなるような感覚に包まれどおしだった私は、そこがスペインであること、本場のフラメンコであることの意識も薄れかけ、深く深く陶酔させられてしまった。
スペイン本場のフラメンコを観る前も観た後も、新宿の『エル・フラメンコ』で食事とショーを楽しんでいて、先月初旬のその日、店へ行ったのは7度目ぐらい。
美味なスペイン料理を食べ終えたころ、午後7時からショー・タイム。ワインやサングリラを飲みながら、歌から始まるフラメンコのショーを久しぶりに楽しんだ。スペインで観たフラメンコには及ばないけれど、1曲終わるたびに観客の掛け声や感動の拍手が起こる。以前よりダンサーの人数が少ないことを除けば、期待どおり素晴らしいフラメンコ・ショーを堪能した思い出の一夜だった。
(どうか、その日まで事故にも遭わず、急病にもならず、大地震が起こりませんように!)
1か月余りの間、そう祈りながら、浮き浮きワクワク気分で過ごした。
フラメンコのルーツはロマ(ジプシー)。自由で開放的で華麗で情熱的な、踊りと歌とギター演奏が楽しめる魅力的な芸術ジャンル。
毎日、待ち遠しくて、カレンダーを見たり、フラメンコ関連の動画サイトを探したり。けれど、パソコンで楽しめるような動画は見つからなかったのが残念だった。
『エル・フラメンコ』は新宿の伊勢丹会館6Fにある。伊勢丹会館1F『珈琲舎バン』で午後6時に待ち合わせ、少しお喋りしてから6Fへ。店内に入ると、もうワクワクさせられるような心地。
従業員に案内されたのは、右端の曲線L字型ソファの席で、数人座れるのに2人だから、ゆったりできた。
冷えたビール、ワイン、ウィスキー、コースのスペイン料理を味わいながら、主にフラメンコに関するお喋りを楽しんだ。
初めて『エル・フラメンコ』へ来た、25年前の時の感想。
昨年、テレビで、アメリカ映画の『ジプシー・キャラバン』を観て感動したのを思い出したこと。
以前、スペインへ旅行した時、ディナー・ショーでの華麗なフラメンコの踊りと歌とギターが、今でも忘れられないほど素晴らしかったこと。
フラメンコのソロ・ダンス、デュエット・ダンス、数人で、または多人数の男性と女性のダンサーによる踊りの、どれも素晴らしかったが、特に男性ダンサーと女性ダンサーによるデュエット・ダンスが言葉で言い尽くせないほど素晴らしくて最高だった。
独特の歌とギターの伴奏もたまらなかったし、デュエット・ダンスのフラメンコの華麗な踊りは、情熱的な恋のドラマが感じられて、その世界に引き込まれ、魅せられ、酔わされるほどの甘美な心地になった。男と女の、恋のときめき、悶え、せつなさ、ひとつに結ばれた歓喜、とめどなく噴き上がる情熱、2人の運命、欲望、宿命、祈り、燃えさかる心と肉体の狂おしさ──。
それらが表現されたフラメンコの踊りに、心身が熱くなるような感覚に包まれどおしだった私は、そこがスペインであること、本場のフラメンコであることの意識も薄れかけ、深く深く陶酔させられてしまった。
スペイン本場のフラメンコを観る前も観た後も、新宿の『エル・フラメンコ』で食事とショーを楽しんでいて、先月初旬のその日、店へ行ったのは7度目ぐらい。
美味なスペイン料理を食べ終えたころ、午後7時からショー・タイム。ワインやサングリラを飲みながら、歌から始まるフラメンコのショーを久しぶりに楽しんだ。スペインで観たフラメンコには及ばないけれど、1曲終わるたびに観客の掛け声や感動の拍手が起こる。以前よりダンサーの人数が少ないことを除けば、期待どおり素晴らしいフラメンコ・ショーを堪能した思い出の一夜だった。