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今回は「人の役に立つ」とはどういうことだろうというのがテーマです。
先日、アファメーションを変えてみたというお話をしました。
自身の能力を最大限に活かして、人の役に立つことが私の最終目的であるため、「人の役に立つこと」と含めたわけですが、これがアファメーションで何度も書いて唱えようとすると……ちょっと長いのです。
それで何か別の短い言葉にならないかと調べていたら、「献身」とか「貢献」という言葉が出てきました。
「人に貢献できること」これでもいいのですが、まず、文字数が増えている(8→9)のが一つ。
また「役に立つ」より、「貢献」というと何だか社会的なニュアンスを感じ、結局、文言は変えずに終わりました。
こうして「人の役に立ちたい」というキーワードで検索していたら、某掲示板にぶち当たりました。
そこでの論調は「人の役に立ちたい」は「仕事していれば当然だから、あえて口にするようなものではない」というものでした。
従って、「人の役に立ちたいなどと口にする人は信用ならない」というのが、多数のご意見でした。
私の場合、アファメーションでこれを唱えるだけなので、外へ行って口に出すつもりはありません。しかし、「人の役に立ちたい」と口に出すのがそんなにおかしいことかなと疑問には思います。
もちろん、カルト的、詐欺的な人物がよく使う常套手段ではありますが、エゴや邪な心で言っているかどうかくらい少し話せば分かるでしょう。今回はそのような輩は一旦置いておくことにします。
さて、確かにどんな「仕事」であれ、必ず人の役に立つわけです。そうでなければ、感謝されず、報酬を戴くことはできないでしょう。
しかし、わざわざ「人の役に立ちたい」と公言するからには理由があると思っています。
人の役に立つための自分なりのプロセスやコンセプト、ビジネスプランを持っている。「人の役に立つ」ことにモチベーションがある。
色々と考えられると思いますが、いずれも共通しているのは、人の役に立ちたいという情熱があるということです。
日々、与えられた業務や責務を果たすことにより、結果「人の役に立っている」ことになっているという方もいらっしゃるでしょう。正直に言って、会社員としての私はこちらです。
一方で、「目の前で苦しんでいる人を救いたい」「助けたい」「役に立ちたい」と思って日々業務にあたられ、実際に人の役に立っているという方もいらっしゃるでしょう。
これができるのは、人から与えられたものではない自分なりの情熱やモチベーションをお持ちだからでしょう。この点において、一従業員であろうが経営者であろうが差はありません。
自身の責務を果たして結果「人の役に立っている」のと、「人の役に立ちたい」と思って(もしくは公言して)仕事をしているのでは、その意味合いは変わってくるということです。
従って、「仕事してれば人の役に立つのは当たり前」というのは人が持つ情熱や感情を無視した見方と言えます。
例えば私が「人の役に立ちたい」とアファメーションを唱える時に何を理想としているかというと以下です。
▪️情熱を持てること
▪️人を幸せにできること
▪️自分の能力や経験を十分に発揮できること
▪️自分の裁量でやれること
▪️十分な対価(感謝)を頂けること
▪️それに対して心から感謝できること
▪️家族を蔑ろにしないこと
これらを含めた仕事をすることで「人の役に立ちたい」ということです。
これはあくまでも私の理想ということですので、宇宙がどのように具現化して下さるかは完全にお任せですが、少なくとも受動的に「人の役に立っている状態になりたい」とは願っていません。
「人の役に立ちたい」と「人の役に立っている」ではそれほどに大きな違いがあります。
「人の役に立っているのは当たり前」と思う時、自分は能動的に人のために仕事しているのかどうか、もしくは必要以上に自分に厳しくしていないかどうか問いたいものです。
「自分は頑張っているな」と自身で認めにくいのもこういったところにあるのでしょう。「こんなの努力したうちに入らない、なぜなら他の人たちもはもっと頑張っている」
こういったある種、行き過ぎた謙遜で自己肯定感を無駄に下げることは非常にもったいないと思います。自分はもちろん周りの誰にとっても良いことは一つもありません。
自分のやっていること、努力していること、頑張っていることは何よりも尊い。他人と比べる必要もない。たとえ少ししか進んでなくても、その意識だけで尊いと、自分を認めることから始めた方が何倍も素敵な世の中になります。
目に見える世の中はネガティブで溢れ過ぎています。それに感化された人々がさらにネガティブな環を拡げていく。こんなことはもう終わりにしたいですね。
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