植木鉢のありんこ絶滅宣言から一か月。
たぶん。
違っていても語呂がいいからそれで。
屋内にありんこが駆けずり回っていないのは平和だった。
床にもの置いても何も事件は起こらないし。
高いところにおいてもよじ登れると登ってくるし。
それで蜂蜜とパソコンは群がられたのだ。
うん、あの時の恐怖っていったらなかった。
床に転がっていた食べかすが運ばれなくなった。
これ、よくないことだ。いや、でも、ありんこ歩いている方がよくないよね。
家の人が落とした柿の種を、暗い部屋の中で「やっほー」と神輿担ぐように運んでいるの見たときはかなり驚いたけどね。
ゴキブリと(たぶん)シミがやけに出る。
ま、まさか!
床の下に卵とかふえたのか?
ありんこがいたからプレッシャーがあったり、卵担いで逃げていたり?
いや、ありんこだけでないね、そういうったの、たぶん。
ありんこを狙うクモもいたし、それらがそういった卵の発生の制御に関わっていたとは言い切れない。
そう「たぶん」が多いのだ。
集合住宅の大規模改修で空気の動きが悪かったのかもしれないし、屋内にゴミを置いておく時間が長かったというのもあるかもしれない。
いや、推定シミについてはその前、冬にも見てる。冬場はありんこいないから、ひょっとしたら、と思ったりなんかする。
さて、植木鉢。
種埋めたいけど、平均気温25度より下は……ぼちぼちかしらね。