奇乃堂

ふと、アニメ「文豪とアルケミスト」見た後よぎった光景 その1

 ※攻略でもないし、小道のたわごと。二次創作もどきありで、口調は適当なのでご容赦を。

 私の中のアルケミストは二十代前半外見女性、内面は結構冷めているけど妙に情報通。
 臙脂色のロングスカートが似合う、黙っていれば可愛く美しいタイプ……としておく。
 いや、なんというか……ゲーム内の淡々としている雰囲気から。
 まー。乙女ゲーの主人公でも、RPGの主人公でも取れそうな雰囲気はあるので、いろんなアルケミストがいるんだろうなと二次創作を見ていないため思う今日この頃。

●シャヨウといえば?
「なんで『ななめ、よう』なんだ!」
 太宰治は憤懣やるかたなかった。
「そうだ、アルケミストに聞いてみよう!」
 そのとき、助手の新美南吉は止めようか悩んだ。
「別に、いっか、ごん」
「うん、別に止めなくてもいいよ」
 太宰はサロンで茶を飲むアルケミストを発見する。
 その周りに文豪がいない。サロンにいるのだが、アルケミストとは距離を置いている。
 そのことに違和感を覚えていれば鋭い刃で切り裂かれることはなかっただろう。
「アルケミスト! 聞きたいことがある」
 彼女は顔を向ける。
「『シャヨウ』といえば」
「株価急落」
「……!?」
 サロンの空気が一気に氷点下に下がる。
 アルケミストはいらっとした顔で太宰を見て、サロンを後にした。
「な、何があったんだ」
「知らなかったんです? 持っていた株が急落して、今、不機嫌だって」
 江戸川乱歩が言う。
「だから、誰も、彼女に話しかけないで息を殺していたんですよ」
「……誰か、早く言ってくれよ」
 太宰の絶叫を誰も苦笑で受け止めるしかなかった。
   ×   ×   ×
 公務員の株は許されているっけとか、現実の問題は脇に置く。

今後ともよろしくでございます。

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