近所に限らず、住宅街だと、政党というか議員のポスターをぺたぺた貼っている所に出くわす。うん、うちの近所にあちこち貼る方いて、「ぺたぺたさん」というあだ名が当家でつけられた方がある。その結果、投票したくない筆頭に。地元にがんばっているのはわかるけど、なんか、あちこちに見てうっとうしい。また、議員になる前からそれをしているため「お金どこから出てるのかね」という話に。ひがみという……。
その方と別の議員が、一枚に写ったポスターが貼られた。
見た瞬間、違和感がある。
何度か見て時間が合わないから別々に撮って加工することはあろう――と、考えた。いや、見たくないけど、あちこちにあるから見るんだよ……目をつぶって歩いているわけではないから。
でもね、それだけではない違和感があるんだ。
スーツやポーズ、表情……近くに貼っている単独ポスターと同じ? この議員、大体この笑顔。柔和と言えば聞こえはいいけど、いつも同じでは? あえて同じポーズ、同じようなスーツ、同じような笑顔……と考えると、人間味を感じなくなる。書きながら気づいた。他の政党の議員も同じだろうけど、この人たちは本当、ぺたぺたぺたぺたあちこち貼っているから私が余計にそう思えるのかもしれない。
ポスターと同じ?
あ、ひょっとして、単独で撮ってポスターにした写真の全体図を使って作った画像ってことか?
だから、並べて貼られるから余計に違和感がある?
さらに言えば、そこで実際撮ったならば交通妨害していることになる。それに、バス停だから、待つ人がいる可能性がある。
影響を最小限にするには、夏場の朝、4時台に撮らねばならぬだろう。画像処理で夜撮って昼間ぽい光源に書こうできるとしても、深夜になる。
そう、だから、加工なのだ。むしろ、加工でなかったら、逆に問題ある構図になると理解できた。