フェレの風呂問題 風呂場という手

　過去に、フェレットを風呂に入れた際、「ああ、私は無理」と思った。
　一回目は、慣れていた個体だったけど、風呂は家の人が入れていた。私が入れた時、こっちの緊張もあってか、私の腕をがっちりホールドして……うん……記憶がない。
　次は、女の子で小さいし、ぷるぷるするのもある。そして、プリッと湯の中でした。
　……ああ、うん、私、風呂入れるの下手だねと……理解した。
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　最近、ツイッターで風呂場で入れているのを見た。
　あ、あれ？　ひょっとして、そっちの方がよいかも？
　流しだと、高さもあるし、逃げられたら終わりっていう意識もある。風呂場では扉閉めれば危ないところがない。
　……試しに、今いる甥フェレを風呂場で風呂に入れてみることにした。
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　一回目、おっかなびっくり。
「ここ、どこでちかっ！」
　二回目、とことこ歩きながら「ここでどこでちか？」。
　そして、しゃがんで入れていたため、私の膝に逃げようと、スカートをよじ登る。
　三回目、洗面器の湯を嗅ぎ、一回なめる。
「入れられたでちっ！？　あ、逃げる場所がないでち」
　ええ、私、寒くて立ってた。だから、スカートよじ登れない。
　角に走って行きおしりを……あれ、まさかそっち？
　でも、しなかった。
　出た後、トイレに走っていたけどね……。
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　風呂場では入れられた。
　シャワーも極力使わず、洗面器に溜めて、そこで湯洗い。
　甥フェレ、飲み水はひっくり返すのに、風呂は嫌い。
　うちで見る個体、「いーい湯だなでちよ！」というのいないんだよね……。
　湯に浸かるフェレット、ちょっとうらやましいとは思うのだった。