その器、アリ捕獲する

　先日、食べたクッキーはプラスチックトレーがついていた。
　そこにクッキーついているし、ベランダに置いて観察してみようと思った。
　伏せた形で、板に少し載せた感じ。つまり、屋根付き、クッキー置き場……みたいな？

　……あ、雨！？
　突然、雨！
　洗濯物入れたり人間の必要な行動をとる。
　ひと段落ついたところで、「あの器どうなった！？」と思った。

　雨が降っている中、その器はちょっと移動していた。風が吹いたのね……いや、うん、中に見えるアリの姿。

アリA「ごはんあった！」
アリB「閉められた！？」
アリたち「わああああああああああああああ」

　……勝手な会話の想像。
　雨が小降りになったので試しに開けてみた。
　想像以上にアリが入っていた。AとBとたくさんどころか、A1,A2……というレベルでいる？
　百匹いてもおかしくない！

　伏せられたとき、雨で入り口が密着したんだろうな……そして、出られない……。
　そして、そんな器回収できないので、出入りができる状況にして、乾くのとアリが飽きるのを待つことにした。

　翌日、食べ物もなくなれば興味もなくなったらしく、乾いたそれを回収した。