唯一の楽しみ(o^-')b

そういえばプロ野球が開幕した当時は
自分はまだ病院のベッドの上
テレビを見るにもイヤホンで
どんなにいい場面でもつばを飲み込み
声を殺して応援してた
なんと今年はやけに強い　いつもはこの時期までの本のつかの間の幸せだったのが
今年は違う　早く退院してビール片手にメガホン持って♪六甲颪にさっそうと♪そうてん翔ける日輪の♪大騒ぎしたかった
今年こそ甲子園球場にいって今までのうっぷんを晴らさねば・・・・
くそう～～その思いは叶えられそうに無い
何で今年なん？　今まであれほど【優勝】っと言っては裏切られ６月過ぎたらシーズンが終っていたあのタイガース　やってくれますね　退院してから飲んだビールの味　勝利と共に飲むビールの味　最高　大声で応援してると（動けないけど）ストレス発散　
甲子園球場へは　行かれへんけど　優勝の瞬間は　飛び上がって万歳するぞ！！　
早足治そ！　行きたかったなぁ甲子園球場
再入院するまでに　風船買ってきてテレビ見ながら飛ばそぅ~ヾ(゜-^*)⌒☆
　　　阪神タイガース　勝ちたいねん　万歳☆

毎日の日課

我が家の近くに福祉パークと言うのがあって
そこにリハビリ公園なるものがある
今まで全く利用した事が無かった　あるのは知っていたが　どんなものなのか知らなかった
ましてこどもが大きくなって公園を利用する事すら忘れていた
思い出して一度行ってみようという気になった
車で２、３分　松葉杖を取り出して公園の中を散歩する　そんなに日差しが暑いわけでもなく　散歩するのにちょうどいい　リハビリ公園と言うだけあって　手すりや安全面には気を使ってくれている　もちろん芝生や木々花々はふんだんに使われている　リハビリ用の階段スロープ
石のオブジェを取り込んだ園路　散歩してると楽しい気持ちになる　約一時間ぶらぶら散歩する　今までに見た事が無いような小さな植物に目が行く　隅々まで見渡せる心の余裕　健康な時は全て見ているようで　実際は何も見えていなかったんだぁ　っと思った　
こうして散歩するのが毎日の日課になった

２週間目の外来診察日

退院２週間目　予約してあった診察日
病院の正面入り口から入って行くのって
初めてだ　たくさんの人たちが診察に来ている
ものだ　入院中お世話になったリハビリ室を覗いてみる
お久しぶりです　どうですか？ご自宅での生活は？　何とか順調です　それは良かった　
リハビリに来ている患者さん　自分と同じ病室にいた若者ではないか　元気？　その言葉しか思いつかない　また手術したんです　彼の口からその言葉が出た　自分より１０日間早くから入院していた彼　自分と同じ両足だった　ずいぶんよくなっていたはずなのに　でも彼は明るいので安心した　頑張ってリハビリしてる姿に
安心した　彼は自分の長男と同い年　交通事故だ　　今日の診察で再入院の日取りが決まった
６月２３日(月)入院　２４日(火)再手術だ
きっと歩けるようになる　　　自分が再入院する頃に　彼には良くなって退院していてほしい

節目

ひとつの節目が出来た
退院してからず～っと一緒に居た
息子が旅立って　長女と次男は学校
妻は用事で外出　自分１人　
以前も留守番で１人になった事はあるが
その気分と　今の気分では全く違う
少し気が抜けたようなそんな気分になる
でも着々と時間だけは流れれていく
誰も足踏みをしてはいない　ただ自分だけが
流れに取り残されているような　そんな弱気になる　
自分にも夢が出来た　足を治して両足で歩いて
息子に会いにオクラホマまで行くことだ
１年かかってもいい２年かかってもいい　必ず治して行ってみせる　そう考えると腹の底から力が湧いてきた　我が家に何も変わりは無い
いつものように時が流れていく
平凡でなんの変化も無い暮らし　幸せに気がついていないだけだ　そのままづ～っといけたらそれが１番幸せかもしれない