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1月28日は充実の1日になった。
まず、槇尾山施福寺 西国三十三所 第4番札所
前もって聞いていたのは、和泉市にある山の上のお寺で、登るのに時間がかかる、
ということ。大丈夫だろう。そう思い車を走らせる。登り口(道の終点)まで少し細い山道を行く。
駐車場の向かいに万願寺不動尊、のお寺があって、前を通りかかると、「お雑煮を食べて行って」と、ふるまっている声がした。お言葉に甘えて、まずお参りをし、頂くことにした。この日が、旧正月にあたり、初お不動さん、ということだ。いい時に出くわしたと嬉しくなった。
気持ちよく、”さぁ!登るぞ!”意気揚々と坂道を登り始める。だんだんと険しい坂が足を上がらなくする。前に立派な山門が現れる。”ふぅー”一息つく。立て看板には、【ここから約30分】の文字。
気を持ち直し、歩き始める。坂道は急で石段や足場の悪い道が続く。急なところは石段、階段。
ますますきつくなる。荒い息と、にじむ汗。足もそぞろ。
正面に長い階段、その上はひらけ、あそこまで。その思いで最後の力を振り絞る。
境内に立った時は、登り切った安堵感と、何とも言えない幸せな気分に包まれた。参拝を済ませ、下山。そして
その日の夜、奈良平城宮跡で大立山まつりがが開催されているので、見に行った。
あったかもんグランプリと称して、県内市町村39の屋台が並び賑わっていた。もちろん何軒かで食べ比べをした。そうこうしていると花火の音、人の動きが花火のほうへ。自分たちもつられて、見えるところまで移動。若草山が花火の明かりでくっきり浮かび上がる。きれいの一言。いいものを見られた。でそ、の次は、若草山の山焼き。めらめらと赤い炎が、立山の向こうにくっきりと見える。
きれい。提灯を並べた、だんじりが掛け声とともに前を通っていく。
きれい
次は、壮大でパワフルな太鼓の音。〈倭の太鼓〉めったに聞けるものではない。得した気分。そのパフォーマンスとともに、4基の立山が動く。壮大の一言。「ヨイヤサーヨイヤサー。無病息災。」の掛け声とともに観客と一つになる。寒さをも忘れる。この夜は、すべて見た。と思うほど次から次へと、移り変わる絵巻のようだった。最後に、≪シシ肉、肉まん≫アツアツをほおばって帰った。充実の1日。1月最高の日だった。