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2014年12月名古屋方面の旅行(その8・梅小路蒸気機関車館見学後編)

前回から続く

さて梅小路蒸気機関車館見学の続き。SLスチーム号乗車の後は館内の展示車両などの見学です。



右端が先ほどスチーム号を牽引した8620型。梅小路機関区には蒸気機関車の他にディーゼル機関車もいて、構内の入換えや嵯峨野観光鉄道(嵐山から保津川沿いに走るトロッコ風列車)の予備機として使われているそう。

警備員さんに聞いたら、後述する部分も含めて色々と詳しく教えてもらえました



「SL北びわ湖号」のヘッドマークをつけたC56が転車台をくるりと回って入換作業に。構内遊覧列車のスチーム号の他にも色々動きがありますね。こういった入換え作業を見れるのも

後ろに見えている転車台を取り囲んでいる扇型機関庫は保存機関車の展示場の他にメンテナンス基地としても使われているよう。



こちらがオーバーホール中のD51。先ほど側線にディーゼル機関車と連結しておいてあった炭水車は、このオーバーホール中のD51のもののようで。それにしてもここまで細かくバラすとは。
扇型機関庫でメンテナンスをやっているのは現役当時を彷彿とさせる・・のカナ?また重要文化財に指定されているそうです。

さて機関庫内の保存車を見学するとします



こちらは1880年の北海道の初期鉄道開業時に導入された機関車の義経号
当時の北海道の鉄道はアメリカ式(新橋~横浜など本州の鉄道はイギリス式)で建設されたそうで、この機関車もアメリカからの輸入車のよう。バックトゥザフィチャーの映画で登場した西部開拓時代の機関車に似ていますね。

義経号は大阪花博の際に整備されて構内遊覧列車の機関車として走った(客車は先ほどのスチーム号のオープン客車)という話だそう。
この写真だと分かりづらいですが、高さも低くて小さくて可愛らしい機関車。この機関車がさきほどの大きめなオープン客車を引いて走るのは凄そうですね。

綺麗に磨かれていていつでも走れそうな雰囲気ですが、実際に可動出来てイベントの時に走ったりするそう。

ここ梅小路機関車館には今まで紹介した機関車も含めて18形式20両が保存展示されているそう。蒸気機関車だけでこの規模となると、色々いて流石に壮観ですね。
珍しい3シリンダー機のC53もいたので、3つ目のシリンダーは見えないかな?と思ってしゃがんで探したもののちょっとよく分からなかったです。



D52型機関車の運転台。もうバルブやらレバーが沢山あって何がなんだかよく分からないような状態ですね。
電車と違って操作方法が見当がつかないというか。



蒸気機関車の胃袋??火室の中が照らされていて分かるようになっています。
火室が見れるようになっているのは珍しいような??子供だったら、いや大人でも??中に入れそうな



蒸気機関車はこの胃袋な火室の中で石炭を燃やして炎や熱を火室から煙管というパイプに導き、水を沸かして蒸気を作って動力にする。という仕組み。文章で書けば簡単そうですが、効率よく熱源を得る為に色々工夫された構造になっているようで。
そういえば昭和30~40年代頃に研究されたという原子力機関車も、言ってみれば蒸気機関車の仲間なんでしょうか?



休憩所として使われている50系客車。蒸気機関車を見た後に見ると角ばった車体が古さを感じなく見えますが、こちらも今となっては貴重な存在ですね。
車内は暖房が効いていて暖かくてありがたいです。12月の夕方結構冷えます。



昭和中期の里山風景を再現した模型ジオラマ
こういうのを見ていると鉄道模型をやりたくなってきますね。やはり模型ジオラマを・・・。
モリゾーはいないかな??



上で紹介した写真の背景で建設中の建物がチラりと写っていますが、来年(2016年)春の開館予定で、隣接した場所に「京都鉄道博物館」というJR西日本の大型博物館を建設中。
この梅小路蒸気機関車館とあわせて一大規模の博物館が出来るようですね。更には近くに京都市電も保存されていたり梅小路界隈は一大鉄道展示エリアになるようで。古都京都は寺社が集まる日本の宗教的聖地ですが、鉄道でも聖地?になりそう??

といったところで、閉館時間の17時30分近くに。寒むくなってきたので京都駅に戻るとします。
梅小路機関車館は大宮の博物館など最近の鉄道博物館に較べると派手さ?はないものの、なってといっても蒸気機関車の展示両数の多さが特徴的。スチーム号などリアルに動いている蒸気機関車の姿をじっくり見ることが出来るのも貴重ですね。
大人になってから行くのは初めてなので、この機会に行けてよかったです

さて帰りは京都駅まで一般のバスに乗ってみることに。駅まで歩けない距離でもなさそうですが、もう真っ暗でしかも寒い梅小路公園からバス通りの七条通りに出るものの、地図で見るとちょうどバス停とバス停の間ぐらいの場所。どっちから乗っても値段は一緒なので、山陰線の高架線をくぐって京都駅から遠い方のバス停に行ってみることに。



少し待ってやってきた208のバスに乗ることに。循環路線で京都駅が終点ではなくその先、三十三間堂から東福寺方面に向かう路線のようですね。
乗ってしまえば10分もかからずに京都駅に到着するものの、京都駅から梅小路蒸気機関車館まで歩いても20分程度だそう。
行きのように蒸気機関車館のすぐ近くで降りれる・乗れる「水族館・梅小路シャトル」ならバスでもいいかもですが、普通のバスに乗るなら、特に気候がよくて昼間なら街並みを見ながら歩いた方が良さそうですね。



京都駅のターミナルで乗客を下ろしていた急行100系統のバス。
9月に乗った時は専用のラッピング車でしたが、今回目撃したのは一般車両。珍しいのかそうでもないのか??

次回に続く

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2015/2/1 1:58(JST)
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