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サウザン(IKEAサメ)のサメ一匹熱海旅(後編)




熱海にやってきたホホジロザメのサウザンくん。
来宮神社の次は歩いて熱海梅園に向かうとします。ちょうど今の時期は梅の花が見ごろのはず。



来宮神社から熱海梅園に行く途中に展望デッキを発見。来宮神社の施設の一つだそうで・・。



上に昇ると新幹線の線路や来宮駅越しに海が見える絶好のビューポイント



ちょっとタイミングが悪かったものの新幹線の写真が撮れます。
走ってる新幹線の写真を撮れるチャンスはあまりないので貴重ですね。
サメと一緒に撮りたかったものの、柵が低くて突風で飛ばされて落下とかしたら困るので諦めました。

新幹線の写真を撮ろうと思っても、今は本数を減らしているからか、待ってると意外に来ない💦

ちなみに東海道線や伊東線の電車の撮影は留置線越しに奥の方になるので今一つ



伊東線を走るサフィールを望遠でなんとか撮影。どうせなら185系が来てほしかった・・(๑´ㅂ`๑)


展望デッキから梅園を目指して歩いていると途中に「丹那トンネル殉職碑」の看板を発見


丹那トンネルの熱海側の坑口の上に、トンネル建設工事の犠牲者の慰霊碑が作ってありました。写真左側に見えるのは犠牲者を祀る丹那神社。
熱海(来宮)駅から次の函南駅までの間をぶち抜く丹那トンネルは延長約7.8kmで難工事の末に昭和9年に開通。この開通で東海道線は現在の御殿場線経由のルートから小田原・熱海経由のルートに移されるという歴史的なトンネルですね。

道路には丹那トンネルがないので車で熱海から沼津方面に抜けるのは一苦労。なので前編で発見した熱海駅~大場駅のバスはとても興味深いのです。

丹那トンネルの慰霊碑があるというの話が聞いていたものの、何処にあるかは知らず、今回たまたま来宮神社から熱海梅園に歩いていたら発見しました。先ほどの新幹線の撮影によさそうな展望デッキや来宮神社とあわせて、熱海に来る鉄道ファンにはついでに回れるお勧めスポットですね。

他に丹那トンネルの建設工事の写真の展示や救命石、1892年に開設された熱海水力発電所(なんでも日本で8番目の発電所だったとか)の跡地の碑などもありました。



更に歩いて熱海梅園に到着。来宮神社前から約900m、徒歩だと15分弱ぐらい

梅の開花期間は入場料300円かかるそう。湯河原や熱海の宿泊者は予約確認書や領収明細の提示で割引になるそうで・・。

本来は梅まつりとしてイベントも予定されていたようですが、感染対策でイベント類は中止。梅の見学のみという状態のよう。


ちょうど梅の見頃ですね。園内には60種469本の梅の木が植えられているそう。梅といえば小田原市の曽我(下曽我)も有名ですね。曽我の方は梅農家が一体に集まり梅の名所が形成されている形ですが、こちらは公園のように整備されているエリアに梅がたくさん植えられているイメージ


梅園の園内には澤田政廣記念館という美術館がありました。
澤田政廣(1894~1988)は熱海に生まれ育った芸術家で絵画や陶芸
彫刻など色々な作品を発表したそう。この記念館では彫刻作品を主体に展示していました。年表を見ると仏像の制作にも力を入れていたようで、高野山金剛峰寺金堂の「金剛王菩薩」など有名なお寺に収められている仏像も色々制作したそう。

この美術館、梅園が有料になる期間は梅園の入園券の提示で入園可能。梅園の入場が無料な通常は大人380円だそう。梅園の入園は300円だったので梅見の期間の方が安く見学できるという不思議な仕組み😃 



梅園内には韓国庭園もありました。
2020東京オリンピック組織委員長としての女性蔑視発言で話題の森喜朗の名前も・・。他に森喜朗の記念植樹の梅も・・。
この韓国庭園、森首相時代の日韓首脳会談が熱海で行われたのを記念して、日韓友好として韓国古建築専門家の指導や韓国政府の協力で韓国から輸入した資材を使って16世紀(李氏朝鮮時代初期)の家屋を再現したそう。


 
この開放的な作りが特徴の一つだそうですが冬は寒そうな・・。
世俗から離れ文化・学問をたしなむ学者の家として作られた建物だそう。まるで諸葛孔明のような・・。

庭園というよりも韓国朝鮮時代民家園という雰囲気ですね



「サメの客人とは珍しい」 
「あっしはモリゾウ教授から手紙を預かって来ました」 
「どれどれ・・」
「ここに住んでいるんですか?」
 「朝廷の権力争いから身を退いてここで書を嗜んでいるのです」

と韓国歴史ドラマの一場面が再現できますね

梅園の中には意外に色々あって、他に熱海ゆかりの作曲家中山晋平の別荘を公開している中山晋平記念館も。



記念館の2階から梅を鑑賞

といってもさっきからずっと寒い!!
お宮の松の辺りは日が当たれば暖かったものの、梅園は全体的に曇りで冷える。手足がかじかんできて寒くて寒くて・・
この中山晋平記念館も寒さでざっと見ただけで退散。

寒さに耐えかねてバスで熱海駅に引き上げようと思うものの、バスは30分に1本程度で待ち時間が長くて間が悪い!!本来は増発便が運転されて毎時4~5本の予定だったようなのですが。

とりあえず屋台で300円のもつ煮込みを昼食代わりに買って多少の暖を取ることに。
 

最後に梅見の滝という滝の裏側から梅が見れるポイントに



山道か洞窟かという細い通路を進みます



洞窟上の通路の横側が所々空いていて滝越しに梅が見えるという面白いスポットですね。ここは意外に楽しいですね。狭い通路なんで空いててよかった

まぁ寒くて大変でしたが園内は結構広くて300円払って梅見をする価値はありますね。熱海の中でも来宮神社や梅園は行ったことがなかったので今回行ってよかったです。

ということで帰りは先ほどの澤田美術館の横から熱海駅行きのバスに乗車して熱海駅に戻ることに。帰りは随分早いと思ったら往路と復路で経路が異なり、復路の方がショートカットになるようで・・。
帰りは梅園観光客が乗車して全員着席程度の乗車率ですが、熱海が坂が多いので空席があっても座らない人とか運転手は結構気を使ってるようですね。

さてこの後は駅ビルや駅前の商店街で買い物。その後はいよいよ今回のメインイベント??の185系踊り子号の名残乗車です。



2021/2/21 00:37(JST)



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