復旧されるのかどうか気になっていましたが、12月に歩行者・自転車用の仮橋が開通。
車道部分も復旧工事が進められ、だいぶ形になってきました。
落橋した原因としては話によると
河川改修で広がっていた川の流れを集約した事で、特定の橋脚に負荷がかかり橋脚の周囲の土が流される。
それにより強度が落ちていたところに増水があり・・・と聞きます。
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さて、9月16日に小田急線の車内から撮影した十文字橋の状況。
奥(上流側)に仮橋がかかり、白い新しい橋脚が立っているのが分かります。
落橋した部分の橋脚と桁を撤去し新たな橋脚を立てているようです。
落ちなかった前後の部分はそのまま利用する模様です。
一定の調査などはされたと思いますが、落ちなかった部分も負荷がかなりかかっていると思うので、全部撤去して架け替えず、そのまま利用するのは少々不安が残ります。
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松田側の川岸から撮影した工事の様子。
既に新しい桁が載せられているのが分かります。
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松田側の渡り口の様子。
オートバイ・自動車が入れないように柵とポールが設置されています。
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工期は2月2日まで。
発注者は松田町(開成町側の看板にも松田町と記載)となっています。
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旧の歩道部分は閉鎖され、車道部分を歩くようになっています。
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足元には「あかりアート」を思わせる照明機器がおかれています。
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仮設部分の様子。頼りなさそうな感じです。
渡り口にある看板によると増水時は通行止めになるとの事。
仮橋部分は自転車は降りて通過します。
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新しい桁をかける工事の様子
舗装や欄干の設置はまだですが、既に形が出来ています。
新設部分の幅は従来と同じのようです。
落橋しなかった部分をそのまま使っているので仕方が無いといえば仕方が無いですが、車道の幅が狭く車同士のすれ違いはかなり気を使う状態。拡幅されないのは少々残念です。
仮橋の橋脚がかなり頼りなく見えます。
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開成町側も歩道部分は閉鎖され、車道を歩くようになっています。
歩道部分は欄干が低くて危険なので、新設部分・既存部分含めて改修して欲しいものです。
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橋上から望む小田急線の列車。
小田急線の橋も開業当初のまま。
現在の十文字橋が架橋されたのは昭和初期だそうで、小田急線の橋梁とほぼ同時期にかけられたことになります。
十文字橋の落橋により特に通勤時間帯など混雑時間帯に、各所で渋滞が激化するなど大きな影響がありました。
しかし一方で開成町側から十文字橋経由で新松田駅に入れなくなったことで、新松田駅前に流入する一般車が減り、駅前混雑の緩和といういい面での作用もあったのも事実です。
新松田駅前は特に通勤時間帯などは混乱が激しく、新松田駅発のバスに乗ると下手すると駅前を出る(御殿場線のガードをくぐるまで)に5分以上かかることもあるなど、問題もあります。
その上、十文字橋が通行できない今現在でも特に平日朝8時代は御殿場線の上下列車の発着が重なり、双方の列車からの乗車客・下車客の波に、第一生命行バス待ちの行列が加わり特に雨の日はかなりの混乱になる事もあります。
今後、何らかの新松田駅前の混雑緩和策などが必要になるでしょう。
また平成22年完成予定の小田急駅の南口(臨時改札側)のロータリー整備による、混雑緩和にも期待したいところでもあります。
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(07年9月時点の記事)
(外部リンク)
タウンニュース2008/5/24
新松田駅 南口整備で北口の負荷を軽減
http://www.townnews.co.jp/020area_page/04_sat/02_ashi/2008_2/05_24/ashi_top2.html
08/10/27 3:57UP