昨年に続いて今年も1964年大和米軍機墜落事故の慰霊祭に参加したのでその時のレポートを書きます。
昨年同様9月8日10時から開催。事前申し込み不要、会費等不要で行けば誰でも参加できました。
9時半ごろに慰霊碑の場所(事故現場)に到着するとすでに主催のスタッフの方が到着して準備をしています。
場所としてはやまとんGOバスの東原自治会館前バス停と泉の森バス停の間。上草柳6丁目交差点から泉の森方面に約130mの場所です。
(詳しくは昨年の記事を参照してください)
泉の森側に少し歩いて脇の開放されている扉から中に入ります
この場所は通常は立ち入りが禁止されている国有地内。雑木林のようなっています。これは墜落事故を受け危険防止のために国が強制的に買い上げたものによります。
蚊に大量に刺されまくった昨年の教訓を生かし、今年は前日に虫よけスプレーを購入して身体にシューシューした他に持参した蚊取り線香に火をつけます。
10時になったところで慰霊祭が始まります。参加者は報道関係者も含め約30人程度(昨年同様)
主催者からの挨拶として、
ご遺族の館野義雄氏(当時中学生で兄弟を亡くす)は現在東京に在住。インタビューなどには元気に応じていただけるものの、昨年に大手術を行ったことによる影響で外出が難しい状況のため今年も欠席されていること。
今回の慰霊祭にあたり土地使用料を払ったうえで南関東防衛局より使用許可を得ているが使用料は約17000円で年々じわじわと上昇していること。また慰霊碑設置のため約1.5m四方分の土地の使用料も支払っている。
この場所の慰霊公園化(土地使用料の支払いなく慰霊碑の設置、および慰霊碑前に立つことができるように)を引き続き市長等へ働きかけを行っているが、保守系議員の反発等により進捗してない。(国は市に土地を提供する用意はあるとのこと)
といった話がされました。
近隣にあり事故当時犠牲者の葬儀が行われた善徳寺の住職による読経が行われ、途中から参加者が順々に線香をあげます
今回慰霊碑に慰霊祭実行委員会の問合せ先を記した看板が設置されました。
慰霊碑全景
10時40分過ぎに終了して順次撤収となりました。
10時50分頃にスタッフがやってきてフェンスのゲートに鍵をかけます。
今回もそのまま残り事故発生時刻の10時58分をフェンス外の慰霊碑前から見守りました。
墜落事故が起きた1964年は最初の東京オリンピックが開催された年。高度成長に沸く中でオリンピック開幕を1か月後に控えた中、墜落事故が起きました。それから57年後の今年、2回目の東京オリンピックが開催されました。
今年のオリンピックはコロナ禍の中、延期や中止の声を出る中で無観客で一応開催した状況。1回目のオリンピックの時とは時代の雰囲気は大きく違っていることでしょう。
今年2021年は大和130周年の記念すべき年です。このような不幸な事故もまた大和130年の歴史の一部として風化させず記録していかねばなりません。
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2021/9/24 00:45(JST)