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その4】2024年3月花巻・盛岡日帰りの旅(花巻駅に)


さてまたまた駆け足で宮沢賢治記念館と童話村を見学して花巻駅の方に向かいます。



さて賢治記念館口バス停から14時51分発のバスに乗ります。
郡山駅での過走事故で新幹線が遅れなければ13時21分発か14時51分発のバスに乗る予定だったのでここで新幹線が2時間遅れた分を切り詰めた形になります。


このバス路線は、士沢~新花巻駅~賢治記念館口~花巻市街地~花巻駅~イトーヨカドー(花巻店)で走っていて平日は日中概ね1時間30分に1本で士沢発9本、ヨーカドー発8本、土休日は日中3時間に1本で4往復。で新幹線接続してるわけでもなく微妙な本数。ただ最近のガイドブックにも「概ね1時間に1本」と表記されているので、最近まではもっと本数があったのかも。
更に岩手県交通での運行は2024年3月31日で終了して4月からはコミュニティバスで平日6往復、土休日4往復になるという厳しい状態。

岩手県は小岩井農場にしろこの花巻駅~新花巻駅周辺の宮沢賢治関連施設にしても、全国区(インバウンドも?)から集客できる施設にもかかわらず、公共交通機関でのアクセスが難しいのが困りものですね。
こちらは新花巻駅から2km強程度なのでタクシーや徒歩も可能なのがまだ幸いですが、小岩井農場共々乗り合いタクシーや観光客でも利用できるデマンド交通など工夫して欲しいものです。


トラス橋の朝日橋で北上川を渡ります。道路橋のトラス橋は珍しい・・というか古い橋のイメージがありますね。
銀河鉄道の夜でカンパネルラが落ちた河原はこの辺りがモデルという話もあるようで・・。



花巻の中心市街地は花巻駅の南東側に広がっていて、実は花巻駅は中心市街地のはずれのような場所。
バスは花巻の中心市街地を抜けていきます。総合花巻病院に寄る為に少し寄り道をして宮沢賢治生家跡の前を通るのですが、生家は空襲で焼けてしまい今は新しい家に建て替わっていることもあってわからないですね。ちなみに駅から宮沢賢治生家までは約1.5km

盛岡駅ビルフェザンに支店がある宮沢賢治行きつけだったそば屋(やぶ屋)や花巻市役所もバスの経路上のようです。
20分弱ほど乗車して、花巻駅の一つ手前の「大通り1丁目」でバスを降ります。運賃は約400円。



近くにある林風舎に寄ります。



林風舎は宮沢賢治の弟の宮沢清六氏の孫の宮沢和樹がオーナーのお店。
ここではベタな宮沢賢治土産ではなく、宮沢賢治作品をモチーフにした小物やハンドメイド品などを中心に販売している雑貨店でした。


奥には生家の「宮沢屋」ののれんや宮沢家のひな人形を展示している一角があります。



賢治詩碑の拓本が展示されています。
2階はカフェコーナーになっていて、アンティークな雰囲気の優雅なカフェになっていました。ここでお茶していくのもよいのですが、15時32分の電車に乗りたいので残念ながら先を急ぐことにします
もっとも、16時10分発の釜石線からの快速に乗れば盛岡に16時39分には着けるのでもう少し花巻でゆっくりしても良かったかも・・。


林風舎から花巻駅まで線路沿いを歩いていると、岩手軽便鉄道花巻駅跡の看板が立っています。岩手軽便鉄道は現在の釜石線ですが、花巻駅近くは花巻の中心市街地方向を通り現在の釜石線とはルートは違ったようですね。
この軽便鉄道や同じく花巻駅から出ていた花巻電鉄は銀河鉄道の夜のモデルになったと言われているそうで・・近くに花巻電鉄の車両を保存している公園があるようなんですが、もちろん時間がなくて行けません。


駅跡の辺りは宮沢賢治作品をモチーフにしたオブジェが飾られています。



一見昭和の時代風の駅舎ですがガラス面積が多く今風にリニューアルされていますね。

1997年にはじめて花巻や宮沢賢治記念館に行ったのですが、その時に花巻駅近くで自転車を借りてイギリス海岸まで行ったのですが、駅周辺は再開発で変わってしまったのか、貸自転車屋は全く分からず。そもそもストーリートビューで自転車で走ったような道を見ても断片的に覚えてる景色とは異なり・・。
花巻駅駅近くの土産物屋の入って
できれいな石のセットを見せられて
「石は宮沢賢治と関係あるんですか?」とか聞いたら
「石っこ賢さん」の話をしてくれたり(宮沢賢治は石を集めるのが好きで石っこ賢さんとも呼ばれていた)みみずくのぬいぐるみを勧められた覚えがあるのですが、その店は林風舎だったのかどうなのか・・(少なくても今の林風舎とは品ぞろえが違う)全く分かりませんね・・。
人気で通販もしていると言ってたみみずくのぬいぐるみも、山猫軒や童話村でも見かけず今は売っていないのか・・。

宮沢賢治記念館周辺といいもはや25年前後の歳月のなせるところなのか、まるで別の世界線の花巻に来ているかのようです。
当時からこうやって旅行記を書いていればよかったのですが、まだネットやブログ時代ではなかったし・・。



さて花巻15時32分発の盛岡行きに乗って盛岡に向かいます。701系の2両
3分遅れできました。実のところ改札を通ったのが32分だったので遅れてなければ乗れませんでした。



ドアはボタン開閉式。わかりやすく案内が出ていますね。




花巻空港駅の横のJA.BB肥料の建物に宮沢賢治の壁画を発見。
以前(約20年前)、新幹線から見えるところにもあった気がするのですが、9月に盛岡まで新幹線に乗った時は発見できませんでした。よくわからないですね



外は一面の雪で明るいですね。
「銀河鉄道の夜」ではどこか透き通るような透明感を感じるのは、宮沢賢治が生まれ育ったこの岩手の地が冬は雪が降ってとても寒くなることと無関係ではないのかなと思います。

電車は結構速度を出してる雰囲気なのでGPSで見ると110㎞/h運転のよう。
花巻~盛岡の35.3kmで39分(花巻3分遅れなので実際は36分)。間に8駅あることを考えても結構な健闘ぶりです。「走ルンです」な209系世代の車両も京浜東北線時代はまさに安普請でしたが、房総に転じてようやく本領を発揮したような走りになったり、701系のように派生形式の方が身軽に100km/h以上出せるのは特筆的ですね。



3分遅れを取り戻して所定時刻通り16時11分に盛岡駅に到着。
改札で帰りの「新青森→東京」の指定券を見せて「盛岡からに変更したい」と話したら「このままで盛岡から乗って大丈夫」とのことでした。

「賢治・星めぐりの街」



2024/3/26 2:26(JST) 
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