出水に到着してまずは予約しているホテルにチェックインします。
ここのホテルはチェックイン方式がちょっと独特で、まずフロントの係員から部屋番号が記された鍵の入っている筒(ホルダー)を渡されて、横にある自動精算機に、鍵の筒をさして宿泊料金を支払うと筒から鍵が出て来るという初めて経験する珍しいタイプでした。
私はカードで支払ったのですが、クレジットカードにも対応していてカードを通してタッチパネルで暗証番号を押して完了です。
初めてだったので少し戸惑いましたが、最近は精算機で宿泊代金を支払うところも増えているとか・・。
部屋に荷物を置いて身軽になったところで、出水在住の友人あやりんさんと合流します。
まずは夕食という事で私の「名物料理のようなものが食べたい」というリクエストで出水市役所近くの「あじさい」というお店に。
2階建てで1階はファミリーレストラン。2階は和食のお店。となっていて、郷土料理目当てなので2階に入ることに。
両方とも同じ経営なので1階の料理を2階で注文できる面白いシステムです。
この日は貸切が入っていて「2階の料理は少々時間がかかります」との話でしたが、それほど待つことなく15分か20分ぐらいで料理が出てきました。

薩摩とんこつ定食。1200円ぐらいです。
左上の皿が「とんこつ」
豚バラ肉を骨ごと煮込んだもので、肉とごぼう大根などと一緒に黒砂糖、味噌、焼酎などで煮込んだ料理です。
焼酎や黒砂糖を使ってるところが鹿児島的というか、単なるイメージなんですが

黒豚で有名なように南九州は豚をよく食べる地のようですね。
骨ごと食べられそうなぐらい柔らかくなっていて、骨の回りが特に美味しく骨ごとガブリつきました

ただ骨自体は硬い繊維が残っていて味もしなかったのでイマイチです(^^;;
あやりんによると、このとんこつ定食は売り切れの事も多く食べられたのはラッキーだそうで^^
でもって食事の後はカラオケに。

カラオケ中?のモリコロです。
日頃の1人カラオケの成果を披露。と言いたいところでしたが、全然上達していないので恥ずかしいものですが、私は大塚愛のと「さくらんぼ」と「Happy Days」の2曲を。
あやりんさんには、中島みゆきや中村中の曲を中心にあれこれと歌っていただきました。
かって歌手を志望していた事もあるというだけあって、流石に上手で羨ましいものです。
なんでも「歌手本人の歌い方を真似する」のが上達のコツだとか。
1時間半ほどカラオケを楽しんだ後は車で出水市内を回ってもらい、名所である高台にある武家屋敷群などを見学。夜なので外観だけですが、特徴的な石垣の塀などを見ることが出来ました。
雰囲気としては閑静な郊外の住宅地という印象です。
出水は昨年(06年)夏の水害で市内を流れる米ノ津川が氾濫して市内中心部が冠水するという災害に見舞われましたが、武家屋敷群が高台にあるのは「元々水害が多い土地柄」というわけではないそうです。
鶴の街ということでクレインパークの近くも通ってもらったのですが、夜なので鶴の姿は見えず・・到着が遅いのが原因とはいえ鶴を見れなかったのは心残りです。
出水を訪れたのは03年8月の九州訪問以来ですが、驚くのがマクドナルドのようなファーストフード店や郊外形のお店が街道筋に増えている上に、コンビニも前はこんなにあったかな~と思うほどにあちこちに見かけ、目に見えて街が発展している感じでした。
あやりんさん曰く
「九州新幹線の開業が起爆剤になって発展し、都会がそのまま流れ込んできたような感じ」
だそうで、部分開業といえども新幹線の経済効果が出ているのでしょうか。
コンビニもやたら増えているそうですがなぜか出水駅の近くにはなく、一番最寄の店でも徒歩10分はかかる場所なのが不便ですが、いずれ駅近くにも出来るのでしょうか。

出水駅に寄ってみると丁度最終の新幹線・新水俣行が発車する少し前でした。
新水俣行の「つばめ」って・・・。でもなんで新八代行じゃなくて新水俣行なんでしょう?
ちなみに新幹線の出水駅の窓口営業時間は23:26までとなっていて、この列車の発車にあわせているようです。
ホテルの前まで送ってもらいあやりんさんと別れて24時前にホテルに戻りました。
翌日は寝過ごすと帰れなくなってしまうので早く寝なくては・・というところですが、スーパーで買った夜食に九州らしく「高菜とんこつラーメン」を食べたりで、寝たのは1時半過ぎになってしまいました

さて3泊目のホテル。出水駅前の「ロイヤルイン・ステーションプラザ」の部屋の様子です。8階の812号室でした。

部屋の空調は前夜のスリープインに引き続き最近流行の個別方式です。
個別方式は東横インの専売特許かと思われてましたが、最近はこの方式のホテルが増えて嬉しいですね。細かい調整が出来たりタイマーをかけられるのが便利です。

入口ドア付近から中を。ユニットバスは一般的なタイプでした

鶴の町らしく、折鶴が置いてありました

こういう細かい心遣いは嬉しいですね

ホテルの外観(3/18日の朝に撮影)
ちなみに宿泊代は1泊4800円と安かったです。
まだ新しいホテルだそうで建物や設備も全体的に綺麗でした。
ここのホテルはフロントの係りの人が、こちらは恐縮するほど丁寧というか親切だったのが印象的でした。
出水駅近くにはコンビニがないので、ちょっとした買物などは不便ですが、ココイチのカレーや近隣の弁当屋さんから出前を注文できる(部屋にメニューがおいてありました)のは、外に食べに行く暇がないときとかは良さそうですね。
3月17日の行程








念入りに行程を組んだ2日目とは異なり、この日は午前中に宮地岳線・遅くても13時までに熊本行高速バス。という感じで大雑把にだけ決めただけです。
今見直すと朝は30分は早く出て、天神でもあまりのんびりしないでいれば、出水に明るいうちに着けたかな・・。とちょっと反省点ですね。
<次回に続く>
07/5/21UP