面打ちでは、多くの種類の彫刻刀を使います。
能面教室に入会した時に、彫刻刀を16種類を揃えました。
この彫刻刀をどうやって収納し、持ち運びするか。また、実際の作業時にどのように置くかなど、いろいろ考えるところが出てきます。
ちょうど、Temuという格安通販サイトが日本に進出したキャンペーンで、送料無料というのがあったので、布製の彫刻刀ケースを購入してみました。
こんな感じで収納し、ぐるっと丸めれば持ち運びもスマートにできそうです。
ところが、実際使ってみると…
使いにくい!
出し入れが面倒なのと、かさばるので、作業中は結局トレイに移して使うことになりました。しかも、収納するときに、刃に塩ビのキャップをつけないと危ない!
この塩ビのキャップが、それぞれいろいろな形の刃にピッタリ合うかというと、そうは簡単ではなく、全部の刃にキャップを付けて収納するのはとても面倒なことが分かりました。
結局のところ、塩ビの代わりに、手元にあった革の端切れからキャップを自作、収納は百均の蓋付きトレイを使うことにしました。このほうがずっと作業性も収納性もよく、安全度も高いということが分かりました。
刃のカバーは革の端切れを適当な大きさに切って、2つに折ってステープラー(普通のホッチキス)で止めるだけ。片方をベロとして長めに出しておくと、刃を収めやすくなります。
蓋付きトレイだと、実際の作業で使う分だけ片方のトレイに分けておくことができます。こんなことでも実際の作業性は大きく変わってきますね。
持ち運びするときは、平ゴム(これも百均)でつくったバンドを使えばバッチリ。多少蓋が浮いても対応できます。
今回、調子に乗って、すべての彫刻刀に革のカバーをつけましたが、実際にはカバーを付けなくても、大丈夫のようです。この程度なら、ケースの中で刃が直接触れ合うこともないし、向きを揃えておけば目的の彫刻刀を取り出すにも特に支障はないようです。もちろんカバーを付けたほうが安心ですが、その場合、カバーを付けないものが混じっていると逆に危ないということがあります。(全部カバーが付いているだろうと安心して手を突っ込む→実は中にカバーがついてないものがあって指を切ってしまう、なんてことに…)
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