連れ連れ気

心を連れて思いのままに自分らしく

笑み

2013-03-29 | ポエム

・・・・・・・笑み・・・・・・・

どこからか香り立つ

春の旋律が 聞こえる頃

深い笑顔を 残して

天国に 旅たった

92年分の笑顔

一本の木が

そこに根付いて

寒さ 暑さ

風 雨 雪に 耐え

それでも動くことなく

そこに根付いて

命つなぐため

無心に

働いていただろう

 

春の旋律が

舞う花びらに

あなたの思いをつつみ

ひらひらと旅立たせて

笑顔のリズムを

降り注ぐ 光の中で

聞かせてくれる

その笑みは

深く 静かに

心底に残される

 

 

 

 

先頃92歳で旅立った友人のお姑さんです。
私はこの方の笑顔が大好きでした。
友人の所に訪ねて、友人が居なくても

「あんだーあがって、おじゃっこでものんでいがいん」
(あなた、部屋に入ってお茶でも飲んでいきなさい)

笑みをたっぷり振りまいてくれます。

いつも心がほっこりさせられて、癒されてました。

先日仏前に手を合わせてきた際に
家族がとった写真をまた撮りさせてもらいましたので、
私の供養の思いを詩にしてみました。

いつも笑みをありがとう

合掌