・・・・・・・笑み・・・・・・・
どこからか香り立つ
春の旋律が 聞こえる頃
深い笑顔を 残して
天国に 旅たった
92年分の笑顔
一本の木が
そこに根付いて
寒さ 暑さ
風 雨 雪に 耐え
それでも動くことなく
そこに根付いて
命つなぐため
無心に
働いていただろう
春の旋律が
舞う花びらに
あなたの思いをつつみ
ひらひらと旅立たせて
笑顔のリズムを
降り注ぐ 光の中で
聞かせてくれる
その笑みは
深く 静かに
心底に残される
先頃92歳で旅立った友人のお姑さんです。
私はこの方の笑顔が大好きでした。
友人の所に訪ねて、友人が居なくても
「あんだーあがって、おじゃっこでものんでいがいん」
(あなた、部屋に入ってお茶でも飲んでいきなさい)
と
笑みをたっぷり振りまいてくれます。
いつも心がほっこりさせられて、癒されてました。
先日仏前に手を合わせてきた際に
家族がとった写真をまた撮りさせてもらいましたので、
私の供養の思いを詩にしてみました。
いつも笑みをありがとう
合掌