80年代にさしかかり日本の経済が絶頂期を迎えるとき読みましたね。その前に、オイルショックがあって、省エネへの取り組み方も国・・・企業・国民一丸となって乗り越える姿がありました。
今年の言葉でいうと「ONE TEAM」に近いとおもいます。
おもに、日本人の勤勉さを表していて、日本的経営がもてはやされました。また日本の社会保障制度(健康保険や年金)を評価していました。
それが、近年「消えた年金」とか「ブラック企業と時短」など「~No.1」とは笑える姿に日本は変貌しています。
当時のように「読書量」は世界に誇っているだろうか、さらに当時のマスメディア新聞の発行部数に変わる確固たる情報ツールは、存在しているだろうか。
当時は未来に対する「意欲」をモチベーションに、皆生き生きとしていたようにも感じます。
この本が、新版となっていても中古本は高騰を続けていました。2019年から振り返るとかれこれ40年前、当時TBSブリタニカ発売された「本代」に比べてPremiumプライス(5000円を越えることも)になっていました。
この書籍が、現在の中国社会の高度成長と社会主義バブルからの未来として研究しているのもうなずける内容です。
その書籍が、新版になって辛うじて現代の技術「オンデマンド印刷」によって甦り、価格は多少安くなり「本は紙でなければという層」には朗報でした。装丁が満足できるかが問題ですが・・・。
そう言いながらも新刷りとはいえ、古書を気軽に楽しみたいという需要には応えていないわけで、もう一度読んでみようかというにも足踏みしてしまいます。
そこに朗報です。
「ジャパンアズナンバーワン―アメリカへの教訓 (1979年)」が、新版となった2004年版を「Kindle日替わりセール」で発売されています。
読み直す場合や当時を知らない世代の人が読んで見るにはちょうどいい価格設定になっていると思います。
新版 ジャパンアズナンバーワン | |
広中 和歌子,木本 彰子 | |
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