このタイミングで「日替わり」にする?
著者の高野秀行 さんの本のファンである。
新書版に書かれた「間違う力 (角川新書)」や「世にも奇妙なマラソン大会 (集英社文庫)」なども印象に残っている。
人がやらない事、人のやれない事をを執筆しているので興味が沸いてくる。現代においてインターネットのWEB検索で得られる情報ばかりのなかでなかなか見つけにくい情報に食らいついている。
読書をする上で、はじめて知った事が数多くでてくる。そこですぐに「ネット検索」をしても多くの情報が得られない。それは、この本が、ある面ではおちゃらけて書いているけど一番専門性があったりする。
そして、その裏付けは何かというと「旅立ち前」の調べ上げたイメージと、現地に着いて見た事実。
そこに本当の真実が存在する。今回は、踏み込んで無政府状態のソマリアへ。前回読んだソマリアの北部に平和に暮らすソマリランドという独立国がありその潜入?ルポ「謎の独立国家ソマリランド」の続きとも言える。
このソマリランドを見た上での具体的なソマリアの世界っを「恋するソマリア」とするのだから、冒険心は衰えていない。
自分自身で思い込んでいたり、他人の言う事を鵜呑みにしてイメージする危険性への警鐘とも入れる内容です。
たとえば、今ベトナムの研修生の不当労働がNHKに取り上げられていましたが、今の東南アジアへ行ってみれば、その国の人の叡智やパワーは日本に比べて負けているとは言えません。
後進国扱いをして、3K労働をさせている日本の経営者の認識の甘さが浮き彫りになります。現在では、タイ・ベトナム・カンボジアとかつて多くの日本人が教科書や報道で見てきたイメージとは違い、国の経済力がちょっとだけ不足しているくらいで、人の能力は日本を追い越しているかも知れません。
このように、日本人がイメージする「国」は、どこかで止まっているか、そうあってほしいという希望のような気がします。
2013年のタイのMRT(地下鉄)とBTS(スカイトレイン)の駅アソークが交差する「スクンビット」エリアの写真です。このとき、日本の国内のFreeWi-Fiなどはバンコクに劣っていました。
海外の研修生の問題となったベトナムの商業都市ホーチミン(旧サイゴン)の夜景です。もちろんベトナム戦争の面影はありません。
街を歩く若者も活気がありますし、夜だけ開催される「ナイトマーケット」も賑わいを見せています。(2017年)
ホーチミン像があるホーチミン市人民委員会前のグエンフエ通り。
さらに、経済発展が著しいカンボジアのプノンペンのホテル屋上からトンレサップ川を撮影(2017年)。
ポル・ポトの内戦の跡もなくなっています。
以前、「note」に書いたカンボジアの民主化を目指した日本人の青年の事を書きました。
プノンペンにはイオンモールもありますし、隣接して「Naga World(ナガワールド)」というカジノがあります。
中国人のインバウンドとして、富裕層で賑わっているそうです。
このように、つい最近まで日本が後進国として感じていた国々は、思ってもいないような勢いで経済が発展してきています。実際に現地に行って感じることの大切さを感じさせます。
この著書の高野秀行 さんは、読者の知らない事を取材を通して伝えてくれる。それも時には面白く、時には深く事実に迫っていく。
今回、本日限りのKindle日替わりセールに登場。
通常734円ですが、299円です。
Kindle Unlimitedの契約をしているが、読み放題の対象書籍には入っていない(高野秀行 著は入っていない)ので思わず購入しました。
ちなみに、電子書籍特別カラー版もでています。