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ミシュラン、2006年限りでF1から撤退!!

2005-12-15 20:57:11 | F1
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F1にタイヤを供給しているミシュランが2006年シーズンをもってF1から撤退する事を14日(水)になって明らかにした。先週FIAは2008年からF1タイヤをワンメイク化する事を発表したが、FIAはそれを一年前倒しして2007年から実施したい意向を明らかにしていた。ミシュランは以前から、複数のメーカーが戦ってこそF1に参戦する意義があると、1社提供でのタイヤ供給に消極的だったが、遂にF1参戦からの撤退を決断した。これにより、2007年からタイヤのワンメイク化が実現する事がほぼ確実になった。

ミシュランは声明文の中で「ミシュランは、F1は技術の戦いであるべきだと考えているが、タイヤはクルマのパフォーマンスに非常に大きな影響を与えるパーツのひとつだ。チームが自由にタイヤを選択出来る事が非常に重要になってくる。その為には少なくとも2つ以上のメーカーがタイヤを供給する必要があ
る。だから、タイヤメーカーによる真の戦いが確保されるべきだし、その事によって観客により大きな興味を与えるはずだ。F1ルールが変更され、タイヤのワンメイク化の方針が打ち出されたが、我々はタイヤを供給しているチーム(マクラーレン・メルセデス、BMWザウバーF1、ルノーF1、ホンダレーシングF1
)及び、サー・フランク・ウィリアムズ氏と協議した結果、タイヤのワンメイク化は不可避だと判断した。ミシュランは残念ながら、F1がその高度な技術の一翼を担って来た我々を失う事になる事を発表せざるを得ない。」と述べている。

また、ミシュランはFIAが何の定見もなしにレギュレーション変更を繰り返している事を批判している。「F1の新しい方針に加えて、何の前触れもなしにレギュレーションがコンスタントに変更されているが、このような態度が将来的な計画を立てる場合の障害となっている。その結果、F1へ長期的に関与する事
の興味が失われた。それ故、ミシュランは2006年シーズンが終わった後のF1への関与を継続しない事を決定した。」とその声明文は語っている。

また、エドワール・ミシュラン会長は「この決定は、長年に渡ってモータースポーツに携わってきたミシュランの考え方とレギュレーションを制定する役割を持つ当局によるF1の運営方針に、大きな隔たりがある事の結果だ。彼等はもはや、長期的に関与する為に相応しい、魅力的な環境を作り出そうとしていな
い。・・・ミシュランにとってF1を去る事は、決してモータースポーツ活動を諦めた事を意味するわけではない。ミシュラン・ブランドはモータースポーツの世界に117年にも渡って係わって来た。もし、今後F1の運営方針が大きく変更されるなら、ミシュランはもう一度たくさんのチームにタイヤを供給する事
を躊躇しないだろう。」と語り、FIAのF1運営方針に真っ向から反対する立場を採る事を明らかにした。