フェルナンド・アロンソが2007年にルノーからマクラーレンに移籍する事になった。マクラーレンは先日ビッグスポンサーのボーダフォンと2007年からのタイトルスポンサー契約を発表したばかりだった。
マクラーレンのロン・デニス代表は「素晴らしい事だ。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの競争力がますます強力になると言う自信は、ワールドチャンピオンを獲得した事により更に保証される事となった。我々がいつも最高の物を狙っている事は明らかだ。その唯一の方法はベストな人間、ベストなドライバー、ベストなスポンサーを集める事だ。30年の歴史の中でボーダフォンが我々の3番目のタイトルスポンサーとなる事を発表し、その数日後にフェルナンドを獲得した事を発表出来る事はチームにとっても、我々のパートナーにとっても、F1やファンにとっても素晴らしい事だ。」とその喜びを語った。
一方のフェルナンド・アロンソは「このような素晴らしい成功と情熱を持ったチームの一員となれる事はF1ドライバーの夢であり、今それが叶った事になる。僕は2007年シーズンに今からワクワクしているし、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスをドライブする素晴らしい機会が与えられた事に大きな興奮
を憶えている。これは僕にとって新しい始まりであるともに、大きな挑戦だ。この驚くべき新しいパートナーシップを聞いた時から、今か今かとその時を待っていた。ルノーを去る事は大きな悲しみだが、大きな可能性が生じた時はそれをも忘れさせてしまう。これで、現在僕が居るチームも、僕も、来季のワールドチャンピオン防衛目指して100％集中する事が出来るから、僕は今これを発表できる事が本当に嬉しい。」とコメントしている。
この電撃移籍は、マクラーレンがアイルトン・セナとアラン・プロストの両ドライバーを獲得した時以来の衝撃と言えるだろう。この新しいパートナーシップにより、マクラーレンの黄金時代の再来となるか、今後の展開が非常に楽しみになって来た。また、これによりキミ・ライコネンのフェラーリ移籍やルノーF1撤退の噂がかなり現実的なものとして受けとめられる事になりそうだ。