宝塚歌劇団と遺族側の合意が成立し、歌劇団側がパワハラを認め遺族に謝罪という形になりました。
これに関しては報道も多く、説明することもないかと思いますが、
めちゃくちゃな遺族側の意見がすべて通ってしまったことが現実なのです。
なぜ、宙組でこんなことが起こってしまったか?
宙組発足から、一度も生え抜きトップスターを出さず、まるで生え抜きトップ誕生をわざと邪魔するような人事まで行ってきたことが一番の原因です。
戦前から存在した他の四組とは違い、歴史の新しい宙組を四組と並べるには、より注意深さが必要だったはず。
それが、落下傘ワン切りトップや他組の組替えばかりで、宙組をそういう存在にしてしまったことがこういう形になったのです。
もちろん、歴代宙組トップには罪はありません。彼女たちも組織の一員としてきちんと役割を果たしてきたのですから。
そして、なぜ彼女がここまで追い詰められたか
それは「文春」です。
文春に書かれたことで、自分の関係するヘアアイロン事件も広く世間に知られてしまいました。
当然、色々な見方をされるでしょうし、疑心暗鬼になることもあるでしょう。
文春をきっかけに彼女がどんどん苦しみの淵に追いやられていったことが劇団の報告書からはわかります。
14項目のパワハラ認め、謝罪 宝塚歌劇、急死団員遺族と合意書:時事ドットコム
宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙組女性団員が急死した問題で、歌劇団や運営元の阪急電鉄、阪急阪神ホールディングス(HD)の幹部が28日、大阪府豊中市で記者会見し、女...
時事ドットコム
謝罪に半年かかり、時間がかかりすぎと批判する人たちはどうすれば満足なのでしょうか。
自さつの原因は複数の要因が絡み合っていることもあり、慎重に調べなければなりません。
ましてや数十人の宙組生や関係者から聞き取りしたり、まとめたりの作業には時間がかかります。
1つの組織の方向を決めるのに、相手の言う事を無条件で受け入れることはあり得ません。
大きな事件だからこそ冷静に調査することが必要ではないでしょうか。
母親の声明は、受け入れることができません。
妹さんの進退も発表されていませんが、私は退団すべきと思います。
劇団からは何も言えないでしょう。
私がこの記事を書こうと思ったのは、この退団発表がきっかけです。
宙組 退団者のお知らせ | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ
下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。宙組彩妃 花葉咲 うらら2024年3月31日付で退団
宝塚歌劇公式ホームページ
遺族側の最初の声明で「残されたたった一人の同期のために辞めることができなかった」と言及された生徒さんが退団されます。
彼女は同期の突然の死のショックとともに、多大な責任を感じたことでしょう。
あまりにも大きくたくさんの人を巻き込み過ぎた結末となりました。