ガングリオン

夕方帰宅すると夫から電話が。
せっかく早めに直帰できたのに、首が痛くて整形外科に行くとのこと。
そこで夫の保険証を私が持っていたことが発覚し、親子3人で
駅前の整形外科へ届けに行った。


私は整形外科に来たのなんて、初めてかも…。
そこで思いついた。

知っている人もいると思うけれど、私の右足の甲には
こぶのような出っ張りがある。
妊娠前、かかとの高いサンダルで自転車をこいで吉祥寺に行ったあとに
甲が腫れたかのように盛り上がってきたのだ。
出産後一度元に戻ったけれど、すこし窮屈な靴を履いたりしているうち
またポコンと出っ張りが盛り上がってきてしまっていた。
なんとなく放っておいていたが、せっかくなのでこれを診てもらうことに。

診察室に入るなり先生は
「ガングリオンだねたぶん。抜いてみないとわかんないけど。じゃさっそく抜くよ」

私「抜く？」　
先生「注射だよ」　

えーーーー！？

あれよあれよという間に足の甲へ注射器をプスっ。
眼をぎゅっと閉じること数十秒。恐る恐る見てみると…甲が元通り平らに！！

しかも注射器に吸い出されていたのはどう見てもヘアジェルのような、謎の液体。
こういう液体が手首などに溜まってしまうのがガングリオンという症状なのだそう。
注射器で抜けるけれど、再発もするし、固まってしまって吸いだせずに
手術になることもあるそうです。
やはりその箇所を酷使していると発症する可能性が高いらしいので
外反母趾気味の私は、足に合わない靴やヒールの高い靴が負担なんだろうなあ。
今はぺたんこ靴だけにしていて正解だった…！

突然の注射はほんとうに驚いたけれど、
長年のちょっとした不安が一瞬で晴れて一安心でした。

ああ、もうできませんように…。