児玉時計店 ブログ

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スピードマスター 黒     2/2

2020-03-21 | 修理
スピードマスターオートマチックのつづき。

裏ブタのパッキンが千切れていました。

原因はこちら、ケースが大変なことになっていました。

以前に間違った方法で開けられたのか、
ケースのエッジ部分が傷められてキズだらけでした。

バリを取り除き、パッキンとの接合面を

出来るだけスムーズに仕上げ直します。

表側にも打痕があります。

バリを取り除いたので、裏ブタの浮きも解消でき、

パッキンも千切れずに取り付けが出来ます。

動きの渋くなっていたプッシュボタンは

分解します。

時計全体の様子からも想像できましたが、

ここにもかなりの汚れが堆積していました。

綺麗に洗浄して、

元通りに組みつけます。

仕上がったムーブメントを

ケースに組み込んで

バンドを取り付けて、完成!!