児玉時計店 ブログ

時計・メガネ・宝飾・補聴器 取り扱っております。
古い時計の修理もご相談ください。

ジュネーブ オートマチック 角型     1/3

2020-03-25 | 修理
オーバーホールのご依頼をいただきました、

オメガ ジュネーブ オートマチック。

ベルトを外し、

ケースから機械を取り出します。

時分針の間隔は狭く磨れながら動かされていた模様。

巻真には繊維クズが巻き付いていました。

文字板を外し、

分解に掛かります。

秒針カナには劣化した油が

こびり付いていました。

マフラーの様に巻き付いた

巻真の繊維クズを取り除きます。


つづく。

オーパス ブロウナイロール

2020-03-24 | メガネ
オーパス アイウェアのナイロールフレーム。

シルバーカラーでシャープな印象の
ツーブリッジ、メタルブロウタイプです。

オーパス独自構造の丁番を

アクセントにホワイトで仕上げたモデル。

40代後半になれらたお得意様より、
遠近両用メガネのご注文をいただきました。

デモレンズを取り外し、

特注で製作したHOYA BOOM設計の

両面複合累進レンズをセットします。

度数の関係で厚みのあるレンズですが、
表側からは目立ちにくく収まりました。

初めての遠近両用もBOOM設計レンズの為、

遠くから近くまでスムーズな視界が得られます。

ブラウンカラーレンズ

2020-03-23 | タレックス
ブラウンカラーのレンズがお好きなお客様、

ご愛用のサングラスをお持ち込みで

レンズ交換のご注文をいただきました。

お選びになられたレンズはTALEXのブラウン系、

“ラスターブラウン”。

加工準備して、

カップをセット、

加工機にて加工します。

磨り上がったレンズを、

フレームに取り付けて、

完成!!

年数は経っていますが当時の高級フレームだけに、

ブリッジやヨロイ、テンプルに

チェッカリングが施されています。

TALEX仕様で復活しました。



スピードマスター 黒     2/2

2020-03-21 | 修理
スピードマスターオートマチックのつづき。

裏ブタのパッキンが千切れていました。

原因はこちら、ケースが大変なことになっていました。

以前に間違った方法で開けられたのか、
ケースのエッジ部分が傷められてキズだらけでした。

バリを取り除き、パッキンとの接合面を

出来るだけスムーズに仕上げ直します。

表側にも打痕があります。

バリを取り除いたので、裏ブタの浮きも解消でき、

パッキンも千切れずに取り付けが出来ます。

動きの渋くなっていたプッシュボタンは

分解します。

時計全体の様子からも想像できましたが、

ここにもかなりの汚れが堆積していました。

綺麗に洗浄して、

元通りに組みつけます。

仕上がったムーブメントを

ケースに組み込んで

バンドを取り付けて、完成!!



スピードマスター 黒     1/2

2020-03-20 | 修理
オーバーホールでお預かりいたしました、
黒文字板にホワイト針の

オメガ スピードマスターオートマチック。

外観からもかなり使い込まれた様子がうかがえます。

ケースからムーブメントを取り出し、

分解掃除を行います。

こちらは取り外したテンプ部分、
通常は外れることのない振石が外れていました。

振座取り外し、

ムーブメント内に落ちてしまっていた振石を探し出して

振座に取り付けます。

振座を元通り天真に取り付けます。

この部分はゼンマイの力をテンプに伝える
重要な役割をはたします。

その動力元となるゼンマイも劣化した油を洗浄し、
専用工具にて組み込みます。


つづく。