ハートフォード 掛時計

シチズンより発売されていたこちらの掛時計
“ハートフォード”。

30年前に当店でお買い上げいただいた時計ですが、
現在は販売されていない大型の掛時計なので、
ご愛用のお客様より修理のご依頼です。

前面の扉を開き、

時計部分を文字板ごと取り外します。

クォーツですが部品供給が終了した

年式のムーブメントなので、

同じ形式の新型ムーブメントに交換します。

新しいムーブメントは少しコンパクトになりました。

針を元通り取り付けます。

扉止めのストッパーにはサビが発生、

出来るだけ取り除きました。

ケース下部には大きなキズがありましたので、

目立たないように補修しました。

時計部分をケースに取り付け

完成！！

１メートル以上ある長尺時計、風格があります。

初ジール

今までサイトマスターをご愛用のお客様、
コントラスト系のTALEXをご希望でご来店いただきました。

お選びいただいたフレームは、
視界の広さと良い掛け心地でジール ステルスに。

レンズカラーはアクションコパー。

加工準備してカップをセット、

加工機にて加工します。

磨り上がったレンズを

フレームに取り付けて、

完成！！

ブリッジから抑揚をつけたダイナミックな造形で
ジールの中でも人気の高いフレームです。

バロン

ジール バロン。

フロントに専用の偏光ジャケットを装着できるように
設計された眼鏡フレームです。

インナーの眼鏡フレームに度付きレンズを
ご注文いただきました。

デモレンズを取り外します。

別作しました無色の度付きレンズは非球面設計。

ナイロールに合わせてミゾ加工で仕上げます。

レンズをフレームに取り付けて、

完成！！

短めのナイロールリムの為、

浅いカーブの非球面レンズも

スムーズにセットできます。

バネ性を持たせた丁番と、

頭を包み込むようなデザインで掛け心地も良好です。

ワルツと同様の立体的なテンプルは

メイド イン ジャパンならではの造形です。

エクスプローラー

オーバーホールのご依頼をいただきました、

こちらロレックス エクスプローラー。

バンドを取り外し、裏ブタを開けます。

以前に他店にて修理されていたようで、
裏ブタにケガキがされていました。

ケースから機械を取り出します。

針が等間隔に取り付けられておらず、分針の先端が
時針の先端とインデックスにかなり接近していました。

針と文字板を外し、

ムーブメント本体の分解に掛かります。

自動巻き部分を取り外し裏返すと

クラッチ車アップ、通常は付着しないところに
グリス状の汚れが付着しており、

角穴車は表面が傷だらけで
何か赤くマーキングがされています。

こちらはアンクル部分、手前側の受けネジが

大きさの違う純正ではないもので組まれています。
これは純正のネジに交換を行いました。

香箱真はグリスがはみ出した状態でした。

三番車のアーム部分ににもサビが見られます。

香箱は分解して、ゼンマイを取り出し古いグリスを洗浄、

専用巻き込み機で巻き込みます。

アンクルのアップ、以前に汚れたピンセットで持たれたのか
竿の部分のみにサビが発生していましたので、

磨いてサビを取り除きました。

？？？な箇所が多い時計でしたが、

修正し組み上がったムーブメントを

ポリッシュ仕上げたケースに組み込んで、

バンドを取り付けて、

完成！！

30年間

修理のご依頼をいただきました、こちらの掛時計。

当店で３０年前にムーブメント交換をしたもので、
見慣れたこの時計をお使いになりたいとの
ご希望で持ち込まれました。

今回もムーブメント交換を行いますので、
裏ブタを取り外すと、

ケースの中にはGの住んだ跡がありました。

ガラス・針を取り外し、

古いムーブメントを取り外します。

ムーブメントの上にも３０年間の埃が堆積していました。

新しいムーブメントは単三電池仕様の為、

小型になりました。

これからも長くお使いいただけると思います。