前回は13ではなく14としました。13は欧州では不吉な数字として建物の階数から抜かれているのが通例です。それにフォローしました。
今日はキリスト教でいう原罪について始めます。
エデンの園でアダムとイブはまさに遊び暮らして楽園での生活をエンジョイしてましたが、蛇に騙されリンゴを食べて罪を犯し、神から労働の罰を与えられました。それ以来人は働くことになったので、労働は罰という意識が欧州にはしみついています。(アメリカではピューリタニズムの影響で労働は美徳とされていますが)
よって、労働時間も定時がくる前から帰る準備をして、その時間になったら即帰るのが普通です。企業も残業を強いることはあり得ません。
小生が8月にドイツに赴任したら、ドイツ人社長が挨拶と同時に「お前はUrlaubをいつ取るのか」と聞かれ、驚いたのを覚えています。Urlaub=Vacationなのですが、1年後の夏の休暇をいつ取るかと聞かれたわけです。欧州人は夏は1か月以上が通例で、冬にも2週間は休暇を取ります。彼も普通の常識人ですが、着任早々勝手もわからない状態で次の年の休暇を聞いてくるあたり欧州人の面目躍如です。
スーパーは平日5時閉店が普通でしたが、買い物をするためにちょっと早引けして4時30頃行って買うものをかごに入れ、レジに並んだらもうクローズで売ってくれません。4時40分でした。まだ5時前やんと言ったら、わしらは帰る準備がありからと言われました。
今日はこの辺にしときますが、次回は買い物の話でもしようかな。
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