追憶

３月１１日午後２時４６分、ショッピングセンターの３階にいました。　今まで経験したことの無い凄い揺れが来て、
傍の柱にしがみついていました。

さすがに店員さんは訓練をしているのか、客を安全な場所を選んで柱の所に誘導してくれました。

揺れが収まって外に出るとたくさんの人が駅前の広場に集まっていました。　広場に行こうとして階段のところで
落ちそうになりました。　階段が落ち込んで大きな割れ目が出来ていたのです。

とにかく家に帰らなくてはと急ぎましたが、あちこちで水が噴き出し、地割れ・段差が出来て凄い状態でした。
団地に着いて避難場所の広場にいる間も余震が次々とあり、その度に液状化で泥水が噴水のようにあちこちから
吹き上げてきます。　暗くなって寒くなってきたのと、家に中がどうなっているのか分からないので
帰ることにしましたが、エレベーターを使えないので必死で階段を上がりました。

家の中はあまり被害は無くて軽い物と本が少し落ちているだけで安心しました。
でも埃が凄くてどこもかもザラザラしています。
阪神大震災を経験した母が「何処から沸いてきたのかと思うぐらい埃だらけで困った」といっていたのを思い出しました。

１０日目にはじめて買い物に出ましたが団地の中も街の中も、もっと酷い状態になっていたのでビックリしました。
液状化という言葉は知っていましたが実際に見るのははじめてです。　
東北地方の人達も酷い状態だと思いますが浦安の被害も甚大です。

３月の童謡を歌う会のテーマは花と卒業でした。８日に投稿しようと記事を作っていましたが地震で
投稿する気分に慣れなくて、３月が過ぎてしまいました。
遠い昔の青春時代の楽しかった思い出を切なく思い出しながら、せっかく作ったのでとりあえず投稿します。