恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

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ウギャー!!  (;°皿°)やっちまった

2015-02-14 10:43:51 | 日記

たまにあるんだよね~。


注意力散漫な私には…。

何日も先の予約記事upの作業中に日付間違って公開してしまった。(-"-;A

昨日は出かける前のちょっとした時間にup作業してて、一日忙しくて夜中までブログ記事を見直すことがなかった…。

ま、だいたいそういう時に起こるんだよね…そういう事故は…。

気をつけよう。


ドキドキバレンタイン彼目線~その2

2015-02-14 07:38:00 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

蛇足ではありますが、『ドキドキバレンタイン』の彼目線の話も、考え出したら止まらなくなったので(;^ω^A書いてみました。

よろしければ、お付き合いください。(^O^)

 

♥♥♥♥♥♥♥

ドキドキバレンタイン彼目線~その2

2月14日、バレンタインの当日。

土曜日なので、百花ちゃんはクロフネを手伝ってくれている。

予定もあるだろうし、悪いなと思いつつ、忙しいのと一緒にいるのが楽しくて、百花ちゃんに俺は甘えていた。



チョコのことを聞いてみたけど、ハルたちには昨日学校で渡してしまったと言う。

ということは、ハルや一護じゃないのか…百花ちゃんの本命は…。

いやいや、義理チョコも渡しておいて、当日には本命チョコを渡すという可能性もある。

そういえば、学校の違うりっちゃんは?

りっちゃんのことを聞くと、
百花「りっちゃんには午前中に来た時に渡しました」
という。


俺はドキドキしながら聞いてみた。


譲二「…もしかして…。本命チョコを貰ったのはりっちゃんなのかな?」

百花「いえ…。りっちゃんもみんなのと同じチョコですよ」


だとしたら…百花ちゃんの本命は俺の知らないヤツなのかもしれない…。




このまま店を手伝わせるのはかわいそうだよな…。


百花ちゃんには賄いを食べてもらって、もう店の手伝いは上がってもらうことにした。


そっと百花ちゃんの様子を見ていると、彼女はそわそわしながら、何かが入った紙袋を持って出かけて行った。



その後ろ姿を眺めながら苦笑した。

(あんなにそわそわして…。百花ちゃん。彼がチョコを喜んで受け取ってくれるといいね…)


♥♥♥♥♥♥♥


少し寂しい気持ちを持て余しながら、店のテーブルを片付けているとチャイムの音がした。

『いらっしゃいませ』と言いかけてドアをみるとさっきの紙袋を持ったままの百花ちゃんが立っている。

急いで走って来たのか、頬が真っ赤になっていた。


そして…、百花ちゃんは「忘れ物です」
と言いながら俺にその紙袋を差し出した。


譲二「これって…一昨日作ったチョコの包みだよね…」

百花「はい…」


思いがけない出来事に戸惑いながらも、百花ちゃんの許可を得てプレゼントらしいものを開けてみる。

中からは男物のスリッパが出て来た。

俺のスリッパがかなりくたびれてたからだと言う。


本命チョコは俺のためのものだったんだ…じわじわと湧いてくる喜びを噛み締めつつ…冷静なもう一人の自分は「待てよ」という。


本命のいない百花ちゃんの大きな義理チョコという可能性もある…。

「いつもお世話になっているから」とかなんとかいう理由で…。


震える手で、チョコに付いている手紙を開いた。

そこには百花ちゃんの素直な気持ちが生真面目な筆跡で書かれてあった。


百花「もしも…迷惑だったら、諦めます…。ただ…、何も伝えずに諦めるのは悲しかったので…」


目を上げると、必死な瞳で見つめる百花ちゃんの姿があった。

そんなに一途に俺のことを思っていてくれたんだ…。


譲二「迷惑じゃないよ…。いや、迷惑どころか…とても嬉しい」


チョコをもらうであろう男を嫉妬した気持ちを伝えると…百花ちゃんは泣き出してしまった。

俺はどうしたらいいのか慌てながら、慰めるために彼女を抱きしめてしまった。

初めて抱きしめた彼女の身体。

小さくて柔らかくて…そしてとてもいい匂いがする。


彼女を抱きしめながら…この後のことをめまぐるしく考えた。



もう今日は店を閉めてしまおう…。

そして、百花ちゃんと二人だけでバレンタインをすごそう。


今の泣き笑いが収まったら、今までのお互いの気持ちについても色々話してみよう…。


夜は百花ちゃんが好きなメニューで…うん。二人で一緒に作っても楽しいかも。



焦るな…俺。

彼女はまだまだ子供なんだから…。



大切に、大切に…毎日を一緒に過ごして行こう。

 

 

『ドキドキバレンタイン彼目線』おわり

ワクワクホワイトデー~その1へつづく