小説を検索しやすくするためインデックスを作りました
インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。
インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。
手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事
他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。
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この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
☆☆☆☆☆
近づいていく2人の距離~その3
〈譲二〉
アリサと外で待ち合わせてデートをした。
帰る寸前に電話が入ってしまい、約束の時間より10分くらい遅れてしまった。
慌ててその場所に行くと、アリサが男に絡まれていた。
俺が声をかけると男はすぐに去っていったが、思いのほか動揺した自分に俺は驚いていた。
俺は…あの男にアリサを攫われるんじゃないかと心配したんだ…。
そして、もう変な男にアリサが取られないように彼女の手をしっかりと握って歩いた。
アリサが愛人になるまでは、アリサが他の男に抱かれようと気にしたことなんか無かったのに…。
今のアリサは…俺のものなんだよな…。
例え、金で縛り付けた相手だとしても…アリサは俺のものだ。
〈アリサ〉
部屋に帰ってすぐに、ジョージはあたしにキスをする。
ちょっと余裕が無いみたい…。
ジョージが胸のボタンを外しながら囁いた。
譲二「今夜は俺の部屋に泊まってくれるんだろ?」
アリサ「うん…」
ブラウスが開かれ、胸が露わになる。
譲二「…こんな可愛い下着…俺のためにつけてくれてたのか…」
ジョージ……あたしが今日のデートのために、新しい下着を買ったことに気付いてくれたんだ…。
アリサ「うん…ジョージはいっぱいお手当をくれてるからね、ちゃんとサービスしとかないと」
あたし…何を言ってるんだろう…。
譲二「……そっか……。でも、嬉しいよ…」
そのまま、ソファーの上に押し倒された。
☆☆☆☆☆
目を覚まして天井を見上げる。
ぼんやり考えた。
ここは…ジョージの寝室だ。
隣を見るともうジョージは居なかった。
ベッドに起き上がる。
少し身体がだるい…。
ぼんやりと昨夜のことを思い出す。
昨夜は映画から帰って来て……ソファーの上で抱き合い…その後、2人でシャワーを浴びて、もう一度ジョージの寝室で愛しあったのだった。
翌日も仕事があるジョージを気遣いながらも、結局何度も交わってしまった。
そうだ! ジョージ…。
慌ててパジャマを着てリビングに行ってみる。
そこにはジョージの姿はなかった。
それはそうだよね…。
時計を見て思う。
もうこんな時間なんだもん。
テーブルの上にはジョージが作ってくれたらしいラップがかかった朝食が置いてある。
添えられたメモを読む。
『俺のアリサへ
昨夜はありがとう。
デート、楽しかったよ。
もちろん、ベッドでもね。
朝食を作ったから、よかったら食べてね。
一緒に食べようかとも思ったけど、昨夜は疲れさせたし、アリサの寝顔がとても可愛かったから起こすのはやめたよ。
今夜はまた遅くなりそうだから、食事は待たなくていい。
それで俺を待たずに休んでくれていいからね。
それじゃ、行ってきます。
ジョージ』
『俺の』アリサというのはとても嬉しい。
いやだ、ニヤニヤしちゃう。
だけど…。
今夜は遅いんだ…。
また、すれ違いの日々が続くのかと思うとちょっと寂しい。
その4へつづく
この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
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近づいていく2人の距離~その2
〈アリサ〉
ジョージとデートの約束をした。
ジョージは仕事帰り、あたしは家から待ち合わせ場所に出かける。
6時にこの駅の噴水の前って約束なんだけど…。
ジョージと初めてのデートということで、張り切っておめかししてきた。
そして、張り切りすぎて、約束の時間より15分も前に着いてしまった。
約束の時間までにはまだ5分ある。
早くこないかな…ジョージ。
ジョージはお仕事があるから、そんなに早くは来れないかな…。
☆☆☆☆☆
???「ねえ、ひとり?」
後ろからかけられた声に驚き振り向いた。
声の主はちょっと軽い感じのする細身の若い男だった。
アリサ「人を待ってるから…」
あたしはそう答えると広場の時計を見つめた。
すでに6時を10分過ぎている。
男「さっきから見てたんだけどさ、もう20分以上そこで待ってるよね? もう来ないんじゃないの?」
アリサ「あたしが早く来すぎただけだから…。まだ5分くらいあるから…」
男は薄笑いを浮かべた。
男「ふうん…。でも、何度も時計を見てるよね? それとも、ナンパされるのを待ってるの?」
男が肩を掴んだので、必死で振り払った。
アリサ「あたしは人と待ち合わせをしてるんだよ!」
あたしの顔をニヤニヤしながら覗きこんでいた男がよろめいた。
???「嫌がる女の子にしつこくするのは、いい趣味とは言えないね」
男「なんだよ、テメー」
男が振り返るのと一緒にあたしも声の方を見た。
ジョージだ!
走ってきたのか、少し息を弾ませている。
譲二「俺の彼女にちょっかいを出すのはやめてくれる?」
アリサ「ジョージ!」
譲二「遅くなってごめん」
男はジョージが自分よりも頭ひとつ高いので怯んだみたいだ。
男「ちっ! ねえちゃんが寂しそうにしてたから声をかけただけだよ」
そう捨て台詞を吐くと雑踏の中に消えていった。
譲二「待たせてしまってごめん…。帰ろうとした時に電話がかかってきて…。ずいぶん待った?」
心配そうに覗きこむジョージを安心させようとにっこり笑った。
アリサ「ううん。さっき来たところだよ」
譲二「そう? じゃあ、来てすぐにナンパされたんだ」
ジョージは面白そうに微笑んだ。
私が約束の時間のはるか前に来たことはバレバレみたい。
アリサ「うん。魅力的だからね」
譲二「ハハ、そっか。じゃあ、魅力的なお嬢さん、そろそろ行こうか?」
あたしはジョージが出した手をそっと握った。
すると、ジョージはあたしの手をしっかりと握って歩いてくれた。
レイトショーまでには少し時間があったので、近くのファストフードの店に入った。
こうして、ジョージと2人で外を歩くのは2人で家具を買いに行った日以来だ。
まるで…、本当の恋人みたい。あたしは舞い上がっていた。
映画館では、周りはみんな恋人同士だった。
あたしが恐る恐るジョージの膝に手を置くとその手をそっと握ってくれた。
帰りは2人で映画の感想を話しながら帰った。
もちろん、自然に手をつないで。
その3へつづく
この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
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近づいていく2人の距離~その1
〈譲二〉
翌朝、無性に美味しいコーヒーが飲みたくなった。豆から挽いて丁寧に淹れる。
いつもはここまでしないのだが…。
なんだかクロフネが懐かしい。
今は仕事に追われているけど、グループの経営が軌道に乗ったらクロフネのマスターに戻ろう。
そこまで考えてハッとした。
美緒の思い出から逃れたくて、クロフネから逃げて来たけど、ちゃんと帰りたいって考えていたんだ。
クロフネに帰ったら、毎日こんな風にコーヒーを淹れてお客さんと歴史談義に花を咲かせて…。
アリサ「おはよう」
譲二「あ、おはよう」
アリサ「早いんだね…。うわあ、コーヒーのいい香り」
譲二「今日は豆から挽いたから美味しいよ」
アリサ「ジョージって、ホントコーヒーに詳しいよね」
何気ないアリサの言葉にドキっとする。
そうか、アリサには俺が喫茶店のマスターをしてたことは話してない。
昔の思い出話はすべて美緒のことに繋がる気がして、アリサには話す気になれなかったのだ。
だから、アリサには俺のことは何も話せてない。
一緒に暮らしているのに、お互いのことを何も知らないんだな、俺たちって。
☆☆☆☆☆
朝食をとりながら、アリサをそっと眺める。
初めは美緒に似ているから惹かれたんだけど、今はアリサらしいところが好きだなと思う。
明るくていつも俺のことを気遣ってくれる。
だけど、自分の過去のことは話さないし、俺の過去のことも聞こうとはしない。
だから、何もしゃべらなくても落ち着けるし、一緒にいて安心できる。
アリサ「どうしたの?」
譲二「今日は少し早く帰れそうだから、どこかに出かけようか?」
アリサ「いいの?」
譲二「ああ。俺たちはデートなんかしたことがないよね」
アリサ「あたしみたいな女と一緒にいるところを人に見られたくないからだと思ってた」
俺はちょっと慌てた。
そんな風に思ったことはなかったから。
譲二「そんなことはないよ…。アリサといる所を誰かに見られたって、困るようなことは何も無い」
ふと蒸し返された見合い話のことを思い出して、少々後ろめたい。
アリサ「ほんとう?」
譲二「ああ」
アリサ「じゃあ、一緒に映画を見に行ってもいい? この前から気になってる映画があるんだ」
譲二「ああ、いいよ。それじゃあ、外で待ち合わせしようか?」
アリサ「ほんと? なんか恋人っぽいね」
譲二「そうだね」
無邪気に喜ぶアリサの姿は俺の心を和ませた。
その2へつづく
特別捜査密着24時の『妄想飛行~冗談は脳内だけにしろ~』で野村さんが言っていたこと
>>「9つも歳が違うと同じ学校に通うなんてことないしさ、妄想が膨らむよね」
>>「もう少し年齢が近かったら、こんなこともあったかな~っていう俺のロマンじゃーん」
みたいに譲二さんも妄想してたかな…と思ったらこんなお話が浮かびました。
なお、妄想の中の『マスター』は先代マスターです。
☆☆☆☆☆
妄想飛行~譲二の場合 その12
いつものごとく、あいつらがクロフネに集まってる。
俺は甘い妄想から自分を引き戻した。
あの夜、俺の前で一護のこともハルのことも好きだと言って泣いた百花ちゃん。
結局、たくさん泣いて、気分が落ち着いたのだろう、淹れなおしたココアを飲むと少し笑顔もみせてくれた。
あれから、一護とも仲直りしたみたいで佐東洋菓子店の手伝いにも行っている。
だから、ハルのことはもう諦めたんだろう、と思っていた。
今日も百花ちゃんは学校から帰って着替えるとすぐに一護のところに出かけてしまった。
だから、店にいるメンバーはハルにタケ、リュウにりっちゃんだけだ。
理人「あ~あ、この頃百花ちゃん、いっちゃんところばっかりで全然会えないなぁ~」
竜蔵「一護の店が忙しいんだろ」
理人「それだけじゃないでしょ? いっそ僕もいっちゃんちにバイトに行こうかな~」
剛史「手を怪我しちゃダメなお前がバイトなんか出来るわけない」
竜蔵「理人、俺んちにバイトに来るか? おばちゃんたちに野菜を勧めりゃいいんだし、ナマモノだから火傷もしないぞ」
理人「ヤダ!」
竜蔵「なんでだよ?」
理人「百花ちゃん、いないし」
竜蔵「百花が手伝いに来るのなら、バイトするのかよ?」
りっちゃんは相手にならないとでも言うように大きなため息をついた。
理人「マスター、百花ちゃんをちゃんとクロフネに繋ぎ止めといてよ」
俺は苦笑した。
譲二「りっちゃん…。そんなこと言ってもね。百花ちゃんが一護のところに行きたいのを止めるわけにもいかないからね」
それにしても…ハルはさっきから元気が無いな…。
譲二「ハル。はい、注文のコーヒーとサンドイッチ」
春樹「あ、すみません」
笑顔を見せるがどこかぎこちない。よし。
譲二「ハル、それを食べたらちょっと手伝ってくれるかな?
もう一度読みたい歴史本があるんだけど、本棚かダンボールの中かわからなくなっててね、探すのを手伝って欲しいんだ」
春樹「いいですよ。5時になるまでですけど…」
譲二「じゃあ頼むよ」
本棚の整理をしながらハルに水を向けてみる。
譲二「ハル…。この頃何か悩みがあるんじゃないのか?」
春樹「…いえ、俺は元気ですよ…」
無理に明るく出した声が少しかすれている。
譲二「そっか…それならいいけど…。愚痴があるなら話くらいは聞くよ 。
気持ちを吐き出せば少しは楽になるからね」
春樹「…ジョージさん…。俺…」
譲二「ん?」
春樹「いや、やっぱりなんでもないです」
譲二「違ってたら悪いんだけど…。もしかして百花ちゃんのことかな?」
図星だったのか、ハルは持っていた本を落とした…。
春樹「あ、すみません」
譲二「いや、大丈夫だよ…」
2人で本を拾いながら言ってみる…。
譲二「ハルは何でも自分の気持ちを抑えてしまうけど…素直に出した方がいいこともあるんだよ」
春樹「俺が口に出したら、傷つく人間がいてもですか?」
俯いたままのハルの表情は読み取れない…。
ハル…。
やっぱりハルも百花ちゃんのことが好きなんだね。
だけど…。百花ちゃんが一護のことだけじゃなく、ハルのことも好きだと言ったことをハルに話すわけにもいかないしな…。
譲二「相手が傷つくかもとか思いやる心は大切だけど、口に出してみなければお互いの気持はわからないよ。勝手に思い込んでたということもあるだろうしね」
ハルが真剣な目で俺をみる。
二三度、言い淀んだが思い切ったように言った。
春樹「好きな女の子のことを友達と取り合うみたいな経験、ジョージさんにはありますか?」
俺は絶句した。
うん。そういう経験、俺にはあるよ…。
しかも、その友達は親友で…それもハルと同じだな…。