こけしのここでちょっと一息

いつも時間に追われている毎日。ほんの少し立ち止まって周りを見たら、いろんなものを感じることが出来た私のひとり言です。

大人の生徒さんとの散歩

2020-05-08 16:17:56 | Weblog
以前から時々書かせていただいていた
目のご不自由な大人の生徒さん

こんな時ですので、じっと自宅にいらっしゃるそうですが
ご近所ですので、消毒とか気をつけて
私がご自宅にお伺いしています。

ピアノがある部屋は、半地下で窓もあるので
ご家族とお会いすることなく生徒さんと会えるのです。

目がご不自由ということで、ただでさえ日常に
不便さを感じていらっしゃるのに、
ご家族も足に支障があってご一緒に散歩も
いけないということを聞きましたので
今日は、私が一緒にお散歩に行くことにしました。

もうすぐ80歳ですが、ご自宅の階段の昇り降りで
一日1000歩は歩くことにしてらっしゃるので
すごくしっかり歩かれます。

私の右肩を軽く触って、右手には
”白杖”を持ち、道を確認しながら歩かれます。

自分の住んでる街を、ほとんど知らない私ですが
道案内は、その生徒さんが

「右に進んで、信号を左に・・・
交差点を渡って、まっすぐ・・・」

など、適格に指示してくださいます。

視界は真っ暗な部分と、少し明るい部分がある程度で
何も物は見えていらっしゃらないのに
その方向感覚と、足腰のしっかりしていらっしゃること

遊歩道みたいな所をかなり遠くまで歩くと
「そろそろこのあたりから戻らないと、
遠くに来すぎますね」

と距離間隔も素晴らしくて、私はどこに居るか
よくわからなかったくらいです(笑)
ご自宅まで戻ると、1時間を少し越えましたが
休憩することもなく、驚くことばかりでした。

目がご不自由ということで、いつも何かお手伝い出来ないかな
と思っていましたが、今日改めて、お手伝いどころか
その生徒さんのパワーをすごく感じました。

体は、今のところ元気な私

もっと何かしっかりやることやらなければ
と思います。

このコロナの件で、それぞれの方の真の姿、
というか、本質的な考え方や行動力など
見えるというか、感じることが多いです。

私も気持ちはしっかり、注意することには用心しながら
行動していきたいと思います。

コメント
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