那珂川町
7月7日(土)
天気予報では雨マークでしたが、朝起きてみると曇り空でした。トレッキングには微妙な天気ですが、車で1時間ぐらいの距離にある「那珂川町」に出かけました。(この時期の里山歩きは厳しいので、街並み歩きをしています。)
ここを訪れる最大の理由は「日帰り温泉」が豊富にあることです。那珂川町は、旧馬頭町と旧小川町が合併して誕生しました。それぞれの街に町営の「ゆりがねの湯」、「まほろばの湯」があるほか、民営の温泉があります。トレッキングのあと「温泉」に浸かるのが、何とも言えない楽しみです。

「那珂川町」






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9時40分
車を「ゆりがねの湯」の近くの駐車スペースに停め、カッパ、傘をリュックに詰め込みフル装備で出発です。
空を見ると鉛色のどんよりとした雲が垂れ込め、今にも降り出しそうです。まぁ、多少濡れるのは覚悟の上です。
(写真の案内図では、左上から真ん中の「現在地」方向に歩きます。約5km。那珂川町はこれ以外にも、那珂川の堤防など歩けるところが結構あります。)

「ハス田」






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歩き始めは「馬頭温泉郷」の急な登り坂ですが、右手にはこの時期豊富な水量をほこる「那珂川」がゆったりと流れています。今年は、心なしか「鮎釣り」の竿がいつもより少ない感じがします。坂を下り、「道の駅ばとう」を目指します。40分ほどで到着です。今日は歩くことに専念しますので、寄りません。道の駅から5分ほど歩くと、田んぼの中に綺麗な「ハス」の花が咲いていました。

「那珂川警察署入り口のハス田」






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カメラはリュックの中にしまっておいたのですが、余りに見事に咲いていましたので、カメラを取り出しシャッターを押してしまいました。

「ピンクのハスの花」






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「白いハスの花」






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さらに歩いて行くと、道は大きく左の方にカーブして、信号の先からは歩道が切れています。車通りも少なくないので、信号の所で左方向にショートカットすることにしました。旧馬頭町の高台にある馬頭中学校に着きました。敷地沿いの道を進むと、立派なお寺に出ました。真言宗「馬頭院」と刻まれています。由緒のありそうなお寺さんですが、今日は通過して大通りに出ます。

「美術館通り」






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「広重美術館」
11時10分
通りを2~3分進むと「美術館」到着です。

「広重美術館」エントランス

「広重美術館」全景
隣の大子町に住んでいたため、何回となくこの道は通りました。しかし、「美術館」は「何時でも見られる」との思いから、一度も立ち寄る事はありませんでした。そのうち、転居となり、見る機会を失ってしまいました。芸術からはほど遠いところで生活している私ですが、そういう思いもあり「広重美術館」は私の中では、一度は見なくてはならない「美術館」になっていました。 里山歩きや街並み歩きを始めて、県境を訪れる機会が出て、やっと本日訪れることが出来ました。
写真を撮っていると、雨が落ちてきました。だんだん強くなってきて、美術館の屋根を叩くように降ってきました。本降りの雨は、積年の思いに答えるために「じっくり時間をかけてみるように」と「広重」が手配してくれたのかもしれません。「雨宿り」というか、美術館に入ります。

「広重美術館」由緒






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広重」は馬頭町には何の関連もありませんが、この地方出身の「青木」さんという方が「広重」の作品を寄贈され、馬頭町が「美術館」を作ったそうです。第一印象は、冴えない「倉庫」みたいな建物だと思いましたが、中に入ると10cm間隔ぐらいに細い木が縦に打ち付けられて作られた通路があり、その間から雨に打たれた竹林が見えます。なかなかの趣を感じさせる造りです。間接照明の淡い光で照らしだされた通路を進むと受付があります。入館料「500円」を払い、中に入ります。

「美術館」通路
ほんのりとした光の中に、3~4人の人が作品を鑑賞していました。「浮世絵」(版画)は光にあたると劣化が進むらしく、光を落としているそうです。当然「写真撮影」も禁止です。順路に沿って見ていくと、思ったより小さいです。大きい作品でA4サイズぐらいです。
「東海道53次」の宿場町ごとに葛飾北斎の風景画と歌川国定の美人画の作品が展示されています。

「美術館入場券」






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浮世絵、錦絵と呼ばれるものを見るのは、初めてですが、構図、色合いが何とも言えずすごくいいです。気になった作品の前で立ち止まって見入り、当時の衣装、持ち物、道具、建物などから当時の暮らしに思いをはせました。200点前後の作品があったと思いますが、連続して見てしまいました。あっという間に出口です。
でもなんか変です。ここは、確か「広重」美術館ですよね。
「広重」がない。そんな馬鹿な。
パンフレットを見て、わかりました。「広重美術館」という名前から「広重」の常設展示美術館と思い込んでいましたが、常設展示ではなく、時期によっていろいろな企画展示をしているみたいです。今回は北斎の「東海道53次」がメインみたいです。
「広重」は見られませんでした、積年の想いは1回では遂げられませんでした。「もう1度、見に来るように」ということですかね。
問題は外の「雨」です。相当強いです。屋根を強く叩く音聞こえます。
「JOZO CAFE 雪月花」
美術館の入り口の反対側の一角にレストラン(どう見ても)?がありました。「JOZO CAFE 雪月花」とあります。
中を覗くと、この雨のせいか誰もいません。雨も強いですし、ちょうど昼時ですし、入ることにしました。
メニューを見ると、1番上に「そば」がありました。「カフェ」で「そば」、何とも不釣り合いですが、お腹もすいていましたので、「もりそば」大盛りを注文しました。(600円+200円=800円)

「JOZO CAFE 雪月花」メニュー






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待っている間に、店の案内を見ました。HARUKOMAYAという天然醸造の味噌屋さんが経営しているみたいです。お店の半分のスペースが、益子焼、漆器それと「お味噌」などを展示したギャラリーになっています。
レストラン(CAFE)の方は、八溝産の粉を使用した「そば」とネルドリップ「コーヒー」がメインたいです。
でも、この北欧調のイス、テーブルに「そば」は合うんでしょうか。

「もりそば大盛り」






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当たりです。久しぶりに、おいしい「そば」に出会えました。おいしいです。お奨めします。 絶妙のタイミングで「そば湯」が出てきました。熱いです。コーヒーも飲もうかな思っていたんですが、「そば湯」が美味しかったんでやめました。
外を見ると、雨が小降りになっていましたので、出かけることにしました。その前に駐車場の一角にあるトイレに寄りました。一見それとわからない建物でした。綺麗です。掃除が行き届いています。「広重美術館」 奥が深いです。(もう一度訪れなくてはとの思いを強くさせられました。)

「美術館トイレ」
折角ですので、旧馬頭町の商店街を歩いてみることにしました。綺麗に街並みが整備されて、すごく歩きやすいです。雨ですので、歩いている人はほとんどいません。貸切です。美術館の通りを道路1本なかに入り、もと来た方向に戻りました。

「雨の馬頭商店街」
レトロな街並みを歩いていると、雨がまた降ってきました。

「閉店したパチンコ屋」さん
「あずまや」がありましたので、リュックにカバーを被せました。カッパは着なくても大丈夫そうでしたので、傘だけさして戻ることとしました。予定ではあと2~3km先まで歩く予定でしたが、無理しないで戻ることにしました。途中、さらに雨脚が強くなりましたが、カッパを着るのが面倒なのでそのまま歩き続けてしまいました。結構濡れました。
13時30分
往復 約12km 「ゆりがねの湯」到着。大分濡れましたので、ゆっくり温泉に入ることにしました。いつもは露天風呂でゆっくりするんですが、今日は雨が強くて入っていられません。着替えのTシャツは持っていましたがズボンは持って来ていませんでしたので、濡れたズボンをまた履いて、帰宅しました。(反省‐雨が降りそうな日のトレッキングは、着替えを持参しましょう。)
「蛇 足」
私どもの年代では「広重」を「安藤広重」と覚えている人が多いと思いますが、今は「歌川広重」と呼ぶそうです。
安藤→本名 広重→号
本名と号ではおかしいという事で、一門の「歌川」を苗字にして「歌川広重」と呼ぶように統一されているみたいです。
次回に、つづく。






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