三葉峠から南東方向に向きを変え尾根を登って行きます。..
冬山-20
20分ほど進むと最後の難所に到着、ここはロープの垂れ下がっている岩稜直登コースとそしてややなだらかな迂回コースの2つの選択肢があるんですが、考えるまでもなく右側の迂回コースへ進みます。..
冬山-21
迂回コースといえども頂上直下ですからそれほどイージーではありません。張り出した木の根っこに捕まりながら消えかかったルートの踏み跡をひーひー言いながら登って行きます。
冬山-22
そしてついに見えました頂上、13時ちょい過ぎに何とかかんとか到着です。それにしても時間かかり過ぎ、かなりの体力低下を感じました。
冬山-23
4畳半ほどの広さの頂上、今日は誰もいなくて独り占めです。尾根筋を歩いている時は風がビュービュー吹きつけていたんですが、頂上は樹々が遮ってくれているのか比較的穏やかです。
冬山-24
標高457mと高さ的には大した山ではないんですが、切り立った独立峰ということで360度のパノラマビューが望めます。
冬山-25
ここまで重かったんですが一眼と先日購入したミニ三脚をザックに入れて持って来ました。早速セッティング、これでたぶん手振れは防げるでしょう。
冬山-26
先ずは何といってもこれ竜神大吊橋、この光景を撮るためにひーひー言いながら登って来たといっても過言ではありません。
冬山-27
少しアップ、いいですねぇ、美しいです。 近くにいながら「竜神大吊橋」は行ったことも渡ったこともありません。でもこの光景は好きです。竜神大吊橋は橋本来の機能は全くないんです。有料の歩行者専用の橋、でも行ったら戻ってこなければなりません。(反対側に出口はあるものの出口専用でここを出ると戻れません)巨大なオブジェというと言い過ぎかも、でもまぁそんな観光スポットの橋が一つぐらいあってもいいかなと思います。
冬山-28
竜神大吊橋から北側には茨城県北部の山々が重なり合うように連なり、そしてちょうど180度反対側の北東方面には茨城県の名峰「男体山」が凛として雄々しく聳えています。
冬山-29
そして北西側には栃木県の雪を被った山々が見えます。これは方角的に那須連峰ではなくその隣の高原山山塊あたりでしょうか?
冬山-30
さらに左側には日光連山が連なっています。
冬山-31
南側は木が張り出してやや眺望が悪いんですが、遠くに筑波山方面の山々がうっすら見えます。
冬山-32
写真を撮り終えたら急にお腹が空いて来ました。今日の昼食はこれ、セイコーマートの100円パスタとホットシェフのおにぎりです。茨城県にはセイコーマートが沢山ありまして、これもここに来る途中のセイコマで購入してきました。これを食べると北海道の車中泊旅を思い出します。私にとってセイコマのパスタは車中泊旅の味です。
冬山-33
昼食を食べ頂上の景色もタップリ堪能しましたんで、13時40分、下山開始です。
冬山-34
順調に下って来たんですが三葉峠を過ぎたあたりで太もも裏側に異変が、少し釣り気味です。そろりそろりと足をいたわりながら一歩一歩ゆっくり下りて行きます。途中籠岩方面から下って来たと思われる二人連れにあっという間に追い越されます。何とかその後を追ったんですが全くついていけません。また足に来るといけないのでマイペースをキープです。
冬山-35
登山スタート地点の竜神川が見えて来ました。凍結した最後の階段を注意して下ります。
冬山-36
15時過ぎに亀ケ淵到着、午後の亀ケ淵は何か午前中より神秘的に感じます。
冬山-37
休憩もそこそこにダム湖畔の4㎞のトレッキングコースを戻ります。比較的フラットで歩きやすい舗装路なんですが、しばらくすると太ももに加えて足裏にも痛みが出て来ました。それでももう少しもう少しと自分に言い聞かせながら歩を進めます。やっと竜神大吊橋の橋脚が見えて来ましたが、あと1.5㎞ほどはありそうです。
冬山-38
この最後の1.5㎞が長かった、止まると歩けなくなりそうな気がしたんで頑張って歩き続けます。何とか橋の下にたどり着くと、来る時は見えてなかったバンジージャンプのロープが見えます。誰かが飛んだんでしょうか。
冬山-39
予定時間を1時間30分オーバーして16時過ぎ竜神ダムに戻って来ました。
冬山-40
往復9.4㎞、久しぶりの登山にはちーと長くてきつかったです。また機会があればチャレンジしたいと思いますが、そろそろ途中で引き返す勇気を持たないといけない年齢になって来たのかもしれません。
冬山登山-1(2024年)
このときのガイドさんの説明だと、三島スカイウォークができるまでは、竜神大吊橋が日本一だったそうです。
大勢の人が渡っていましたが、橋が大きいせいか、ほとんど揺れなくて、渓谷の紅葉がとても綺麗でした。
橋の上から、バンジージャンプをやっていました。
橋を渡り切った対岸には、鐘が鳴らせる木精の鐘がありました。
竜神大吊橋は橋の形をした有料展望台です。本来の橋の機能はありません。
ですからある意味まだ「日本一」です。ふるさと創生事業交付金1億円に当時の
水府村の資金30数億円を投じ作られたようです。
以来約30年経過、未だに人を集めています。壮大な無駄遣いとも言う方もいますが、
私は当時の村長の英断に拍手です。でも遠くからは何度も眺めていますが、渡った事は一度もありません。
拙いブログですが宜しくです。ではでは。